バックは逆走じゃない!? 「これくらいなら大丈夫!」と思いがちな[ガチ違反]
■軽車両である自転車は逆走や逆駐が多い!
「自転車は原則車道、やむを得ない場合は歩道を通行することができる」というルールは随分と浸透したように思えるが、それでも車道左側を対向車のように向かってくる自転車の逆走はまだまだ多い。 また、"逆駐"とは「逆向き駐車」のことで、進行方向に対して、反対車線に進行方向と同じ向きのままクルマ(や自転車)を停める行為のこと。 駐停車の方法は、「歩道や路側帯のない道路では、道路の左端に沿うこと」「歩道や路側帯のある一般道路では、車道の左端に沿うこと」とされている。 驚くかもしれないが、これらに違反すると自転車でも交通違反となる。2024年5月に自転車に関する改正道交法が参院本会議で可決され、2年以内に施行されることになった。16歳以上の自転車運転者には、逆走を含む数多くの違反が反則金制度の対象となり、具体的な反則金は今後定められるという。 今回の改正で、自転車の運転者はこれまで以上に交通ルールを意識すべきだろう。 ●自宅前に逆駐しても違反? 「荷物の積み下ろしを考えると、逆向きに駐車したほうが都合がいい」のか、自宅前に逆駐しているクルマを見かけることがある。 また、住宅街の配達車両にも逆駐を見かける。これらも同じく道路交通法違反。「え?こんなに短い時間なのに?」と思うかもしれないが、逆走と同じく度合いに関わらず違反は違反である。
■高速道路で目的の出口を過ぎてしまったら?
ここで記事冒頭に戻り、「では、出口を少し通り過ぎてしまった場合はどうすればいいの?」という人に。 高速道路出口を少し通り過ぎることはたまにある。筆者も20年ほど前に経験済みだ。この時は、次のインターチェンジで降り、人がいる料金所で事情を説明したらUターン法を教えてくれ、ことなきを得た。 正しい方法は以下のとおり。 ・目的の出口を通り過ぎてもUターンや後進せず、そのまま走行して次のインターチェンジへ ・インターチェンジ出口では一般、もしくは"サポート"と標示のあるレーンへ。ETC搭載車は事前にETC車載器からカードを抜いて、料金精算前に係員へ事情を説明 ・係員が目的のインターチェンジまでの戻り方を説明してくれるので、それに従う 気になる高速料金は、当初流入インターチェンジから目的インターチェンジまでとなり、間違えた区間の料金はかからない。 また、間違えて高速道路に流入してしまった場合も、入口料金所の通行券を取る機械にインターホンがあり、そこで事情を説明すると正しい方法で戻ることができるので覚えておきたい。 ただし、インターチェンジの構造によっては、上記の対応ができない場合があることも知っておこう。