スロー再生でとべZOOの動物たちを激写!その知られざる習性をベテラン職員が解説
南海放送
144種648の動物が暮らすとべ動物園。スーパースロー選手権では、職員さんたちの推薦をもとに出場アニマルを選抜!それぞれの特徴ある動きを特別なカメラで撮影し、スロー再生したときの見ごたえを競います。 前回大会を制したのは、コツメカワウソ。手足を使った見事な泳ぎの演技を見せました。今回も精鋭ぞろいの中、王者に輝くのはどの動物か!? 解説 兼 審査員は動物園職員歴36年、園長経験もあるとべ動物園の田村千明さんです。
①お母さんの動きが人工飼育のヒントに!アカカンガルー
エントリーNo.1アカカンガルー。カンガルー界イチのビッグボディ!王座を目指してホップステップジャンプ! 青木アナ: お、ジャンプですね。袋に赤ちゃんも入っていますね。軽やか!足のつま先が結構動いていますね。 とべ動物園 田村千明さん: 本当ですね。たぶんちょっと上げることですぐ次にジャンプするときに地面を叩けるように準備してるんじゃないかと思うんですけど。私も初めて見ました。 青木アナ: 赤ちゃんも片腕出てますけど、ブンブン振り回されてますね。
田村さん: お母さんの振動が実は赤ちゃんにとっては必要だということで、とべ動物園で何頭か人工哺育した赤ちゃんたちいるんですけど、みんなリュックの中に赤ちゃんを入れて、背負って歩いたり掃除をしたりとか、適度な振動を与えています。
②意外と知らない?フンボルトペンギンの食事法
鳥類だけど一流スイマー!初代チャンピオンが、史上初2度目の王座を狙う! 青木アナ: お、フンボルトペンギンは、魚を食べてますね。何度も調整していますね。 田村さん; 何をしているかっていうと、必ずペンギンって頭から飲み込みます。 青木アナ: 魚を頭から飲み込む? 田村さん: 鳥の仲間って、くちばしは長いけど歯がないので、必ずみんな丸飲みをするんです。その時にしっぽから飲んでしまうと、ヒレとかしっぽが喉に突き刺さってしまう。痛かったりするので、みんなちゃんと咥えて、それをもう1回咥え直して、頭から飲み込みます。 青木アナ: しっぽから渡してもしっぽから食べない?