円安と物価上昇はむしろ「デフレ脱却」の歴史的チャンスだ
日本でも、ついに物価上昇への警戒感が高まってきた
ユニクロの衣料価格も今後は値上げになるかもしれない(写真:ブルームバーグ)
世界的に物価上昇への警戒感が一段と高まっている。アメリカでは、4月12日に労働省が発表した3月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比で+8.5%という伸び率(2月は同+7.9%)となった。これは1981年12月以来、約40年ぶりという歴史的な水準だ。 もちろん、コロナ禍の長期化で供給に制約がかかる中、ロシアによるウクライナ侵攻がガソリンや食品の値上がりなどを招いていることが背景にある。 わが国でも、同日に日銀が発表した3月の国内企業物価指数は前年同月比で+9.5%も上昇し、2月の+9.7%に続いて1982年12月以来の高さとなった。
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中井 裕幸