外国人観光客を“起爆剤”に ニッポンの“伝統工芸品”人気のワケ 絵馬や日本刀…手まりも
ジャパンマスタリーコレクション 中村良枝さん 「一番人気なのは『津軽びいどろ』のフクロウ」 職人が少ない香川の伝統工芸「讃岐かがり手まり」も人気だといいます。 ジャパンマスタリーコレクション 中村良枝さん 「日本古来の遊び道具『手まり』なんですけど、ひと縫いひと縫い、手作りで作っている物なので、非常に人気です」 ベルギーから 「細部まで非常に精巧に作られていますね。とても日本らしいと思います」 職人不足に悩むニッポンの伝統工芸。復活の兆しはインバウンドにあり…?
いまがアツい、刀剣業界でも… 全日本刀匠会 坪内哲也さん 「海外向けの販売展開を始めました」 1年前から、店舗とインターネットで刀の販売を開始。1本数百万円するといいますが、外国人は太っ腹で… 全日本刀匠会 坪内哲也さん 「“飛び込み”で日本刀をお土産で買って帰る、想像できないような方がいると、店を始めてみて分かりました」 職人不足に悩む刀剣業界には“うれしい悲鳴”です。 全日本刀匠会 坪内哲也さん 「鞘(さや)を作る人が、ものすごく減少していて、受注に追いつかない」 ただ、職人不足にも明るい兆しが…。 全日本刀匠会 坪内哲也さん 「外国の人も研修終了しました」 去年には、約60年ぶりの“外国人刀鍛冶”が誕生したといいます。ニッポンの伝統工芸に魅了される外国人たち。伝統技術存続の希望となるのでしょうか。