【漫画】発情期が来て教室がガラガラ!? 動物が人間と暮らす社会「設定が細かい!」
人間のものとは本質的に異なる“獣人族”の発情期
この世に生きる動物たちが、もし人類と同じ言葉を話し、私たちと同じような服を着て、人間が通う学校で学びながら暮らしていたら、一体どのような日常が繰り広げられるのでしょうか……? EL-Kさん(@EL_K_8187)がTwitterで公開した『発情期の漫画』は、そんな架空の世界を表現した作品です。 【マンガ】発情期の獣人族は自宅で… 本編を読む 作中では、“獣人族”の生徒が大半を占めている学校のクラスを舞台に、発情期にまつわる物語が描かれました。読者からは「かわいいなこいつら」といった感想があり、登場キャラクターの「八百万十香(やおよろずとうか)」ちゃんについて紹介している別のツイートには「由緒正しいケモノ感」「設定が細かい!」などの声も寄せられています。 作者のEL-Kさんに、お話を聞きました。 ーーEL-Kさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。 物心ついた時からずっと絵やマンガを描いていました。小学生の頃には、「月刊コロコロコミック」の『ケシカスくん』や『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』にハマり、それに影響されて自由帳にマンガを描くようになったのですが、描いたマンガを友達に見せると笑ってくれたり感想を言ってくれたりしてうれしかったです。もちろん、内容のほとんどはギャグマンガです(笑)。 ーーこの作品には、“人間族”とともに人間のように生活する動物たちが描かれています。EL-Kさんが考える“擬人化”マンガやキャラクターの魅力・面白さはどのようなものでしょうか? たとえば、人間が他種族と共存する世界では、どんな社会や文明を築いているんだろうと想像します。文明を築けるのが人間しかいないこの世界でさえ、複雑な人種や生活習慣、文化、法律、国があるのに、そこに人間以外の種族が絡んできたらどうなるのだろうと。すると、もっと複雑になるんじゃないか、どうやったらこうなるんだろうか、もしかしたらこうなるんじゃないか、といろいろな疑問や予想が生まれてきます。 僕の描いた『発情期の漫画』で登場した法律のように、社会的背景まで隅々に考察できる楽しさが、擬人化キャラクターの魅力のひとつだと思っています。