「できるだけ速やかに調査を開始する」 被爆者とその子どもの全ゲノム解析調査を前に 放影研で倫理シンポジウム 広島
中国放送
被爆者とその子どもについてのゲノム解析の調査を予定している放射線影響研究所で、世界的な専門家が集まるシンポジウムが開催されました。 【写真を見る】「できるだけ速やかに調査を開始する」 被爆者とその子どもの全ゲノム解析調査を前に 放影研で倫理シンポジウム 広島 広島市にある放射線影響研究所では、12日から2日間にわたって、遺伝子情報の調査に関わる世界的な研究者らを招いた、シンポジウムが開催され、35人が参加しました。 放影研では、広島と長崎の被爆者とその子ども、およそ5000組の家族の全遺伝情報を解析して、放射線が遺伝的にどう影響するかを調査する方針です。 ただ、この調査には、高度な倫理的配慮が必要だとして、開始時期を明言せず、慎重に準備を進めてきました。 今回のシンポジウムもその一環で、得られた遺伝子情報の返却の仕方などについて世界の事例を元に議論したということです。 Q ゲノム解析調査はいつから開始するのか? 放射線影響研究所 神谷研二理事長 「(被爆者が高齢化する中で)時間が非常に限られているということは、深く認識しています。できるだけすみやかに調査を開始するということ」
中国放送
【関連記事】
- 「じじい生きとんか?」110番通報しながら踏みつけ 動機は“ネコとの静かな暮らし邪魔された” 隣人の男性(80)を死亡させた女(65)が法廷で語ったことは
- 「パンを食べながら私たちの後ろについて来ている男の子がいる」そのとき防災無線が流れ… 昨夜から行方不明だった男児(8)と判明 保護され家族の元へ
- コツコツ貯めた600万円が一夜で…「絶対引っかからないと思っていた」詐欺被害者の後悔 本物とそっくりな銀行偽サイトに警察も危機感
- 9歳の女の子死亡 なぜ精神科医は「観賞用」スポーツカーを時速120キロで走らさせたか…裁判で語られた “理由”
- 「愛しているからするんだよ」次第に“洗脳”されていき…10年続いた塾講師からの性被害