【大村ボート(ナイター)西スポ杯】菅章哉 入院中の樫葉次郎にエール「新心さんが未勝利ならお父さんが丸刈りで」
<14日・大村ボート・2日目> 近況は充実の一途をたどる菅章哉(36)=徳島・105期=は、予選2日目の前半で6着の大敗。「チルト3度がないので調整を探っている間に終わってしまいそう」と不安も口にしたが、後半はイン戦で1着。短期決戦でしっかり予選通過を果たした。 【ボートレース】PGⅠ第1回スピードクイーンメモリアル出場者【表】
前期(5~11月)の期初めは6着を7走続ける大スランプからのスタートだったが、7月からの直近10節は8優出6Vの荒稼ぎ。「この1年間、GⅠを走れないペナルティーもあったけど、その反省があったからこそ、いろいろを改めるきっかけとなった」と後半は怒濤(どとう)の優出ラッシュで挽回。今年は9Vのキャリアハイの好成績をたたき出している。 今節は自分のことだけではなく、同支部の樫葉新心のデビュー初勝利にも心血を注いでいる。133期の新心はともにボートレーサーの樫葉次郎と岩崎芳美の娘。「お父さん、お母さんには本当にお世話になったので、少しでも恩返しができるように、樫葉(新心)さんが1着を取れるよう、ペラやレースの向き合い方を教えています。昨日(初日)も惜しかったし、1着が取れなかったら丸刈りにするぐらいの気持ちです」 新心は女子選手ということもあり、一緒に走るレースは少ない。だからこそ、今節に自分の学んできたことを伝えたいと力を注いでいる。「1着が取れなかった時に丸刈りにするのは次郎さんなんで(笑)」とユーモアたっぷりに話すが、現在けがで入院中の次郎にとって娘の水神祭は何よりの薬。全身全霊で新心の初1着をサポートする。