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「どんなパパも“ポンコツ化”する」なぜ日本の子育て世代はこんなにも大変なのか?

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文春オンライン

 友だちが妊娠した時にアドバイスしたいのは友だち自身ではなく、むしろその隣にいる「友だちの夫」――。 【写真】この記事の写真を見る(4枚) 「どうか、これだけは覚えておいてほしい」という先輩ママの血が通った言葉たちを、“これからパパになる夫たち”に届けたいと「VERY」編集部が一冊にまとめた「 出産前の友だちよりも心配な友だちの夫に贈る100の言葉 」。  そのなかから「どんなパパもポンコツ化する」という大正大学心理社会学部田中俊之先生の言葉を紹介します。 ◆◆◆

パパもママも。日本での子育てが大変なのはどうして?

 育児や家事に積極的なパパが増えつつありますが、それでも母親の育児負担はまだ多くママからは不満の声も漏れ聞こえる一方、男性からは大黒柱として働いて家族を養いながら、さらに家事や育児を求められることに疲弊する姿も。  ふたを開けてみればハッピーなだけではない、日本の子育て世代の辛さとは。  男性学を研究している田中俊之先生にお話をうかがいました。 ◆◆◆  我が家は妻がフルタイムで働く共働きです。2016年1月に長男、2019年7月に次男が生まれて2児の父親になりました。子どもが生まれるタイミングで、「収入が減っても仕事をセーブして、自分が家事と育児をする時間を増やす」か「今まで通り働いて収入を保つ」か話し合って、我が家では仕事とお金を追い求めない選択をしました。  僕は執筆や講演を減らし、夫婦で家事や育児をする時間を優先。これは今まで女性が味わった苦しみですが、この数年、僕が育児や家事に時間をかけてきたところで当たり前だけど何も起きませんでした。オムツを替えても誰にも褒められないし、子どもをあやしても社会的な地位が上がったり、収入が増えることなんてない。  でも、訳も分からず夜泣きをする子どもを抱き上げて、目が合った子どもが笑った時に感じる幸福は他と比べようがないものです。お金というのはいちばん分かりやすい利益だけど、夫婦や家族はそれだけで幸せになるものではない。長男も次男も、ちょうど大学が長期休みに入る前に生まれたので、結果的に2カ月間家事・育児に専念できましたが、産褥期の妻に家事と育児をさせることがいかに大変な状況かも実感しました。  子どもがいることは男性にとっても職業上の達成や収入とは違う価値や幸せがあることだと僕は思っています。その価値や幸せがこれからの時代に必要になってくること、今からご説明しますね。

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