秋と冬をつなぐ“好適手”。「ダウンベスト」を着こなした大人たちに見るその利点
秋の装いに一点加えるだけで、ぐっと冬らしくなる。暖かくなる。しかも、袖のない仕立てゆえ動きやすさはそのまま。ダウンベストの利点はかなり多い。事実、街ではうまく活用した衣替えが流行中。 【写真5点】「ダウンベストは秋と冬をつなぐ“好適手”! 」の詳細を写真でチェック 並み居るライバルに負けず、アナタもぜひ“好適手”のご活用を!
① 大人ストリートなダークトーンのペイズリー
安藤 翼さん(23歳) スウェットシャツとワークパンツ。ともにビッグシルエットで揃えたオーセンティックな組み合わせに、同じく身幅の広いダウンベストを投入。ダークトーンのペイズリー柄が、大人ストリートな雰囲気を引き立てる。
柄とサイジングの両面で主張が強いだけに、他のアイテムは控えめな色がいいだろう。遊ぶなら、キャップのロゴあたりが妥当。その辺のバランスも巧みな、お手本のような装いだ。
② 鮮やかな緑でアメカジスタイルに新鮮味を
日野正幸さん(26歳) 冬を飛び越えて春の訪れを表現したかのような、活き活きとしたグリーンのダウンベスト。ただしその防寒性能は、しっかりと冬の大人を癒してくれる。
とはいえ装いのハイライトは体感温度ではなく、デイリーなアメカジスタイルに新鮮味をもたらす魔法。杢グレーのスウェットとスタプレという普遍的コンビも、ここまでフレッシュに。
③ アメリカを象徴するダウンベスト、その背景にもグッとくる
飯嶋 聡さん(58歳) アメリカを象徴するダウンベストといえば、やはりロッキーマウンテンフェザーベッド。1960年代に生まれ、一度は消滅するも日本人愛好家の手によって復活を遂げたというエピソードは、今も服好きの琴線を揺らす。 白いタートルにブルーの“RMFC”を重ねた飯島さんも、きっとそんな紳士であろうと推察。大人っぽいトップスの合わせと対比するかのように、デザインカーゴとカラフルなスニーカーで遊ぶあたり、相当な数寄者とお見受けします! ◇ 秋から冬へ。必然的な“変わらなきゃ”に、親身に寄り添うダウンベストという選択肢。その優しさにも似た暖かさは、大人になるほど身に沁みるはず。 ってことで、いつもの服にさっと羽織って出かけよう。
OCEANS編集部