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ケニアの貧困地域にバッタ「第二波」 食糧不足に追い打ち

配信

ロイター

ケニアの貧困が深刻な地域に、サバクトビバッタの「第二波」が襲い、農作物に甚大な被害が出ている。近隣諸国にも広がる勢いだ。 ケニア北西部トゥルカナ地方は、今が種まきの季節だ。だが、ビクター・ジュマさんの畑は作物が成長するどころか、サバクトビバッタによる被害「第二波」で甚大な被害が出ている。 「バッタに食べられたトマトだ。この周辺では、ほぼ全てのトマトが台無しにされてしまった」 アフリカ東部のバッタは2019年後半、爆発的に増加。気候変動による異常気象が拍車をかけた。 だが、「第二波」のバッタはケニアの最貧困地域でふ化。見えるものすべてを食い尽くしている。 農家のクリストファー・ロティットさん 「トウモロコシやパパイアの木を破壊してしまった。とてもつらい」 トゥルカナ地方は乾燥した広大な低木地帯。ウガンダ、南スーダン、エチオピアと国境を接する。 トゥルカナでは既に2000万人が食糧不足に苦しんでおり、国連食糧農業機関(FAO)によるとバッタの被害でさらに事態は悪化。 バッタは1週間で羽が成熟し、1日に130キロ移動できるようになるという。 FAO現地責任者のダニエル・キルラ氏 「バッタがトゥルカナ地方を離れ、他の国や地域に被害が及ぶ前に制御できることを祈る」 バッタが地上にいるうちに、FAOの職員らが必死に殺虫剤をまく一方、農民らはドラム缶を叩いてバッタを追い払おうとしている。