中日・大島オーナー「それ以上の悔しさをみなさん胸に持っていると思います」球団納会であいさつ 昇竜賞には高橋宏斗、細川成也、松山晋也
中日の球団納会が29日、名古屋市の中日ビルで開かれ、大島宇一郎オーナーや井上一樹監督、柳裕也選手会長らが参加した。 会では大島オーナーが「昨年、この場で冒頭悔しい一年でしたと申し上げました。今年もさらに悔しさが募りました。それ以上の悔しさをみなさん胸に持っていると思います。来季こそは井上新監督のもと、どのチームよりも長いシーズンを、歓喜の秋を迎えられるよう、皆さんと一緒になって戦っていきましょう」とあいさつした。 井上新監督は壇上で「最下位に甘んじてしまったということ、現実的にみんな受け止めなきゃいけないという年になってしまいました。ドラゴンズのユニホームを着てプロ野球選手として胸を張りたいなら、勝たなければいけません。地道にホップ、ステップ、ジャンプをするくらいの気持ちで、実力を技術をハートを磨いてきましょう。来年はみんなギラギラした目でキャンプインしてください」と話した。 球団納会では中日スポーツ制定の昇竜賞の表彰式も行われた。敢闘賞には防御率1・38の球団記録で最優秀防御率のタイトルを獲得した高橋宏斗投手、打撃4部門でチームトップの成績を残し、現役ドラフトで移籍した選手としては初めてベストナインに選出された細川成也外野手、43ホールドポイントで最優秀中継ぎに輝いた松山晋也投手の3選手が選ばれた。 これで球団は今季の公式行事を終えた。
中日スポーツ