銀座にロンジェビティ着想のラグジュアリーな複合施設がオープン 再生医療・アーユルヴェーダ・発酵料理で心身を整える
8階は「ウェルネス サロン」と称し、パートナーシップを結ぶスワルによる、伝統的な予防医学アーユルヴェーダのトリートメントを提供する(約225分、4万4000円~6万6000円)。ネパール出身のアーユルヴェーダ医師資格を持つ専門家が常駐し、体質・体調診断によるトリートメントプログラムを処方。5、6階の再生医療クリニックとの併設により、幹細胞培養液を含むハーブオイルを用いて、デトックスとアンチエイジングを掛け合わせたトリートメントを施す。施術の効果を最大限に引き出すため、薬草を配合したミスト・シャワーを用意するほか、ホリスティックウェルネスの観点から、日常生活の過ごし方やセルフケアのアドバイスまでサポートする。
9階 発酵料理「百薬」
9階では滋賀徳山鮓の監修の下、「病気を治す薬と、健康を増進する食事は同一のもの」という“医食同源”の考えから、“体が喜ぶ”料理を提供する。徳山鮓のスペシャリティである熟鮓や季節のジビエ、厳選した季節の食材を使った料理のほか、日本酒やワイン、お茶を振る舞う。和を基調とした空間デザインで、プライベート性を重視した個室と、ライブ感を味わえるカウンターを用意する。
メンバーシップについて
メンバーシップ会員限定で、澤特任教授が研究開発するヒトiPS細胞由来心筋細胞培養上清点滴のメニューを用意。また日比野特任准教授の診察によるオーダーメードメニューの提案や、8階の「ウェルネスサロン」最高責任者を務めるニーマル・ラージ・ギャワリによるプライベートセッション、9階の「百薬」の優先予約なども提供する。
井上ソルト・グループCEOが作る日本風ロンジェビティハウス
井上盛夫ソルト・グループ最高経営責任者(CEO)は、もともと再生医療に興味があったという。「長寿を意味する“ロンジェビティ”に関わる科学は発展を続けているが、それを体験できる場所はまだ少ない。スイスやモルディブなどのロンジェビティハウスを見て、これを日本風にしたら面白いだろうと考えていた。再生医療で細胞を整え、アーユルヴェーダで心を整える。“医食同源”の考えから、日本の味の原点である発酵料理にも着目した」と話す。富裕層をターゲットとし、国内だけでなく海外からの顧客もくつろげるような空間を目指す。店舗数を増やすことは重視していないが、相応しい場所があれば多店舗展開も視野に入れている。