三重の松阪リトルが全国選抜3位 東海代表で出場 準々決勝はサヨナラ勝ち
硬式野球の「JA共済杯2024全国選抜リトルリーグ野球大会」(日本リトルリーグ野球協会主催)がこのほど、盛岡市のきたぎんボールパークなどであり、東海連盟代表として出場した三重県松阪市を拠点とする松阪リトルリーグ(上田栄治監督)が3位入賞した。 リトルリーグは発祥地の米国に合わせ13歳未満(5月1日時点)の選手が出場できる。大会は全国各地区を勝ち上がった16チームがトーナメント戦で優勝を争う。 松阪は、3月の東海、北陸20チームによる東海連盟予選で優勝し、2年連続8回目の出場権を得た。 松阪は、1回戦で茨城 竜ケ崎(東関東連盟代表)に13―3、準々決勝の西都・多摩連合(東京連盟②代表)に延長戦の末3―2でサヨナラ勝ちして準決勝へ進んだ。 準決勝は広島シティ(中国連盟代表)と対戦。1度は逆転したがひっくり返され、6―7で惜敗した。 初回表に3失点したが松阪はその裏、1死一塁で3番・堀端一翔君(殿町中・1年)の左前打と4番・大原一朗投手(中部中・同)の内野安打で好機を広げると、5番・西口昌汰君(山室山小・6年)が中へ2点適時打を放ち1点差。さらに6番・山口晴大主将(三雲中・1年)の安打で再び満塁とすると、7番・加藤星叶君(中部中・同)が右へ適時打を放ち同点。三塁へ進んだ西口君がバッテリーミスを逃さずに生還し、4―3と逆転。さらに8番・冨田璃緒君(山室山小・6年)の適時内野打で5―3と点差を広げた。 しかし3、4回に2点ずつ取られ5―7と逆転された4回、先頭の1番・杉本旬都君(大紀町立大紀中・1年)の左越え二塁打と盗塁で三塁まで進むと、2番・土谷皐輝君(山室山小・6年)の内野ゴロの間に生還し6―7と1点差まで迫ったが及ばず、3位となった。 上田監督は「優勝を目標に挑んだ。強いチームがそろう中、2日目の準決勝までよく進んでくれた。中学1年には最後の大会となったがチームを引っ張ってくれた。新チームでも頑張っていきたい」と話した。