「古い政党に嫌悪感持つ国民増えた」 平井文夫氏が講演 仙台「正論」懇話会
仙台「正論」懇話会の第76回講演会が13日、仙台市青葉区の江陽グランドホテルで開かれ、フジテレビ客員解説委員の平井文夫氏が「新政権の課題と保守政治の今」と題して講演した。 平井氏は、先の衆院選について「自民党の非公認候補の政党支部に2000万円が支給されたとの報道が決定打となり、与党の20人が落選したといわれる。古い政党に嫌悪感を持つ国民が増えた」と指摘。 少数与党に転落した自公政権に要求を突き付ける国民民主党が話題をさらったことに関しては、「インフレの時代に、『年収103万円の壁』引き上げや『トリガー条項』凍結解除は国民の胸に刺さった」と語った。 一方、選択的夫婦別姓制度導入の是非を巡っては、「立憲民主党は法案提出をちらつかせているが、あくまで保守の分断が狙い。それに乗せられてはいけない」とした。