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独自支援に知恵絞る コロナ禍で奄美の自治体 商品券や特産品配布も

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南海日日新聞

 新型コロナウイルスが経済や人々の暮らしに影響を与える中、国や県の施策とは別に、鹿児島県奄美群島の各市町村も独自に支援策を打ち出している。奄美市や龍郷町、喜界町は、ひとり親世帯への5万円支給や学校給食費の減免など、子育て世帯を中心とした生活支援を実施。他にも新型コロナで打撃を受けた事業所への支援金や住民への商品券配布、島外にいる出身学生への支援など、各自治体とも知恵を絞っている。  5月末現在、独自支援策を打ち出しているのは奄美市、龍郷町、大和村、瀬戸内町、喜界町、徳之島町、伊仙町、和泊町の8市町村。最も多かった支援策は新型コロナで打撃を受けた事業所などへの支援金給付だが、自治体で対象となる事業所や支援額が異なる。  奄美市は、売り上げの減少率が前年同月比で20%以上50%未満の事業者に最大30万円を給付。国の持続化給付金の対象外となった事業者を支援する狙い。  ▽龍郷町、大和村は観光関連業や宿泊業、飲食業▽徳之島町、瀬戸内町は前年同月比15%以上の減収があった事業者▽伊仙町は県知事の要請で休業や時短営業した事業者│に一律10万円を給付する。喜界町は県の休業要請の対象からもれた宿泊業、観光関連業などに20万円を支給。飲食店には寄付金を活用して一律15万円を支給した。  花の町で知られる和泊町は切り花生産緊急対策として、花き品目ごとに過去3年間の4月の平均単価から今年4月の平均単価を差し引き、減収分に同月の出荷本数を乗じた額を助成。  奄美市、龍郷町、和泊町は全住民を対象に、飲食店などで使える5千円分の商品券を配る。奄美市は飲食店向けのプレミアム付き(3千円で5千円分)商品券事業への助成も行う。  島外の出身学生らを支援する動きも。龍郷町は大学生や専門学生らを扶養している世帯に学生1人当たり5万円を給付。喜界町と徳之島町は「ふるさと応援便」として、島外の出身学生らに地元の特産品を贈る。  他にも▽市民の市内観光や宿泊所利用に8割助成(奄美市)▽収入が減った世帯の有線テレビ使用料の減免(和泊町)▽デリバリーやテークアウトを行う飲食業者の広報を新聞折り込みなどで実施(龍郷町)│など、さまざまな支援策を打ち出している。  (1)生活支援(2)事業所(農家)支援(3)雇用・経済対策─に絞って奄美の各市町村の独自支援策をまとめた。掲載は5月31日現在、議会で可決か専決処分された分のみ。喜界町は2日の議会定例会で上程されたものを含む。宇検村、天城町、知名町、与論町は6月議会に提案予定。すでに支援を打ち出したが、今後議会に追加提案する自治体もある。

奄美の南海日日新聞

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