有村架純「背中を押せるような作品になったら」「さよならのつづき」特別映像
Netflixシリーズ「さよならのつづき」より特別映像とメイキングカットが解禁された。 【写真】「さよならのつづき」メイキングカット 本作は、事故で恋人を失ったヒロインと、その恋人に命を救われた男が運命に翻弄されるラブストーリー。配信開始から約2週間で、日本におけるNetflix週間TOP10で1位を獲得し、世界の21の国と地域でトップ10入りを果たした。SNSを中心に口コミが広がり、勢いを増している。 この度解禁されたのは、有村架純、坂口健太郎、生田斗真、中村ゆり、脚本の岡田惠和によるスペシャルインタビュー映像。作品に込めた想いや撮影秘話が語られている。 脚本を務めた岡田氏は「何が正しいか誰にもわからないような、賛否両論分かれることになったとしても、批判が少ない方を選ぶのは辞めようと思っていた。悲しい現実はなくならないけれど、それをどう乗り越えるのかということが一番大きなテーマだった。問いかけで言うと、人は人をどれだけ愛せるのか、どれくらい愛し続けられるのかということですかね」と、脚本家としてこの作品に賭けた並々ならぬ覚悟と本作に込めた想いを明かしている。 有村と中村の対談では、全話の中でも特に話題の2人が対峙するシーンが初めての共演だったと明かし、本編においても重要な場面だからこそ、かなりの緊張感の中で作り上げられた渾身のシーンにおいて、有村が「ある意味お互いが心の声をぶつけられた」と伝えると、中村も同様に「あの瞬間にしかできない演技をお互いにぶつけあえたと思う」と確かめ合うようにふり返った。 坂口と生田の対談においては、坂口は「撮影監督の山田康介さんが愛は引力だとおっしゃって。抗えようのない力によって引っ張り合ってしまう引力。あぁそうだなあと合点がいったんですよね」と本作を通して考えた「愛について」の見解を語った。 また生田は「全編通して不思議な感覚がしました。自分がこの世界からいなくなった後、恋人がどのように生きていくのかを見ている擬似体験をしました。自分がいなくなった後、自分の愛する人たちが前を向いて幸せになって欲しいなと思う。でもたまには思い出して欲しいですね(笑)」と自らが演じた雄介の気持ちに入り込んでいたことを語った。 最後に、この作品に込めたメッセージとして有村は「人生の繰り返しって、出会いと別れでもあるじゃないですか。そのさよならにはちゃんと意味があって、どこか感じ方を変えれば世界は一気に明るくなって、そうすると素敵な言葉や人に出会えたり、強く生きていける。この物語をみて皆それぞれが一生懸命に前に進んで生きていく、生き様みたいなものが観てくださる人に届いて、それが勇気をもらったり、背中を押せるような作品になったらいいなと思います」と語る。 坂口は「“死”っていうものがあったとしたら、その死を乗り越えてってよく言うじゃないですか。でも乗り越えなくていいって思う。受け入れるっていうのがすごく僕の中では近い言葉で、過去はどうしても美化されてしまうけど、美化していけばいいと思うんです。この作品でも別れはあるけど、その悲しいことを受け入れて次の一歩を踏み出すエネルギーとして受け取って欲しいなと思いますね」と言う。 生田は「この作品をご覧になった皆さんの中でも大切な方を亡くした経験がある方がいるかもしれない。大切な人は心の中にいつでもいるし、思い出せばいつでも会えるし、人と人の繋がりはそんな簡単に消えるものではないよ、とふとささえてあげられるような作品になればいいなと思います」とコメント。 中村は「それぞれの背負ってるもの、生きてきた背景が違う中で、正解は何かがわからない。そんな中でもがきながらも人を愛する事をやめない、それぞれの人物の強さみたいなものをやきもきしながらも感じ取ってもらいたい」とメッセージを送った。 さらに、撮影中のメイキングカットも初公開。本編では見られなかった彼らの貴重な組み合わせでの対談と併せて必見だ。 「さよならのつづき」はNetflixにて独占配信中。
シネマカフェ シネマカフェ編集部