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中国の切り札「コロナ対策アプリ」意外にザルだった!

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SmartFLASH

 観光地などが徐々に再開し、ひと足先に日常を取り戻しつつある中国。その中国が、感染対策の “切り札” として喧伝しているのが「健康コード」だ。中国在住のライター・もがき三太郎氏が解説する。 「簡単に言えば、個人の健康状態を確認できるアプリ。個人情報を入力すると、登録されている個人の行動履歴などから、『過去に危険な地域に出入りしたか』『感染者と接触した履歴があるか』などが判断されて、スマホ画面に赤・黄・緑で、危険度が表示されます。  感染経路の追跡も容易になり、理論的には、コロナ第2波の抑制が可能なハイテク対策と注目を浴びています」  では、この健康コード、どの程度威力を発揮しているのか。首都・北京のコロナ対策を取材したもがき氏は、運用実態は “お粗末” と指摘する。 「外出先で自分の健康コードが、『緑』であると提示しないといけませんが、運用実態は、場所ごとにバラつきがありました。北京動物園などの “密” な人気観光地で提示不要かと思えば、健康コード必須の飲食店もあるんです」  せっかくの切り札も “ザル” では意味がない!? 以下では人気観光地での運用実態を紹介する。

北京の遊園地「北京歓楽谷」にて。 「(1)携帯番号入力による『14日以内の渡航履歴』の確認と、(2)健康コードの二段階で入場者を管理。客もスタッフもマスクを着用していましたが、園内は密で、120分待ちの行列も」(もがき氏・以下同)

中国最大規模を誇る「北京動物園」。 「チケットは実名での事前予約制で、入場ゲートで身分証を機械にかざして入場しました。しかし、健康コードの提示は求められず、体温測定のみ。コロナ対策への協力を求める掲示はあったものの、密集を防ぐ手立ては皆無でした」

観光名所「頤和園」も、健康コード提示なし。 「入口にサーモグラフィがあったほかは、目立った対策はなし。客は少なめながら、マスクなしで案内するツアーガイド、流行りの漢服コスプレ客など、賑わいを感じました」 写真提供・もがき三太郎 (週刊FLASH 2020年6月9日号)

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