鍵山優真、初出場のGPシリーズで2位に49・25点差つけ圧勝「あまり点数は気にせず」で会心の滑り【フィギュアNHK杯】
◇28日 フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ最終戦NHK杯 男子フリー(大阪・東和薬品ラクタブドーム) 類いまれな才能をいかんなく発揮した。SP1位の鍵山優真(17)=星槎国際高横浜=が合計275・87点で、初めて出場したGPシリーズで表彰台のてっぺんに立った。27日のSPに続いてフリーもトップ。2位に49・25点の大差をつける圧勝だった。 「あまり点数は気にせず、演技にひたすら集中しようと意識して、ノーミスに近い演技ができてとても良かったです」 深緑のつなぎのコスチュームを着て映画「アバター」の世界観を氷上に映し出した。GOE(出来栄え点)で4・07点の加点がついた冒頭の4回転サルコーなど質の高いジャンプを跳んだと思えば、美しいスピンも。父の正和コーチから「常にチャレンジャーだから」と言われた通り、会心の滑りを見せた鍵山。次戦の12月の全日本選手権(長野)へ「SP、フリーでノーミスを目指してトップを狙いたい」と意気込んだ。
中日スポーツ