箱根駅伝は5区の二つ名も熱い? 「若の神」「山の名探偵」「クライミングモンスター」が激突か…城西大は「山の妖精」卒業も「激坂王」投入か
来年1月2日、3日の箱根駅伝の区間エントリーが29日、発表された。各校が当日変更可能な補欠も含めて慎重な配置を見せる中、山上りの5区での激突が一つの見どころになりそうだ。 【写真】“山の神”柏原氏の妻は女子アナ! 箱根駅伝と言えば、お正月の風物詩。特に小田原中継所から芦ノ湖までの山上りの5区は特殊区間として知られ、往路ゴールを目前にするきつい坂道の中で、数多くのドラマが生まれてきた。 これまで、5区でめざましい活躍をした選手は「山の神」と呼ばれた。初代・今井正人(当時順大)、2代目・柏原竜二(当時東洋大)、3代目・神野大地(当時青学大)が栄誉ある二つ名を襲名。箱根駅伝で5区出走を目指す選手は「山の神になりたい」と話すのがおきまりだった。 ただ、近年はその二つ名に“個性”も生まれている。今回の5区エントリーを見ても、総合2連覇を狙う青学大の若林宏樹(4年)は「若の神」、早大の工藤慎作(2年)は「山の名探偵」とバラエティーに富んでいる。創価大の「クライミングモンスター」吉田響は当日変更可能な補欠に入った。城西大の「山の妖精」こと山本唯翔は前回大会を最後に卒業したが、同大の“跡継ぎ”として、補欠に入った「激坂王」の斉藤将也(3年)が当日変更される可能性も十分にある。 2年ぶりの王座奪還を目指す駒大は補欠登録の山川拓馬(3年)が23年大会5区4位の実力者。二つ名を楽しみながら、往路優勝をかけた各選手の熱い戦いで盛り上がるお正月になりそうだ。