大宮エリーが心惹かれた自然のエネルギーを感じる、写真展『神聖な場所』が六本木で開催中。
脚本家、作家、映画監督などさまざまな領域で活躍する大宮エリーによる写真展『神聖な場所』が、六本木のタカ・イシイギャラリーで開催中だ。2020年に撮影した新作に加え、2012年から2014年の間に各地で撮影した作品群が展示されている。 【展覧会情報詳細】大宮エリー 『神聖な場所』 大宮が美術の領域で表現活動を始めたのは2012年。来場者によって作品が完成する体験型の展覧会やライブペインティングなど、見ているだけでパワーを感じるような作品や活動が特徴だ。そんな大宮は、創作のインスピレーションを得る場所として、大地や自然を挙げる。
新型コロナウイルスの感染拡大によって社会や日々の生活が一変した2020年。大宮は安寧を求めて諏訪大社と洞爺湖を訪れた。諏訪大社で撮影された『おんばしら いち』は、社殿の四隅にそびえる御柱(おんばしら)と呼ばれる大木のひとつ。大宮は心惹かれるままにシャッターを切り続けたという。 開催期間は2021年2月6日(土)まで。これまでの大宮の作品のように、色彩豊かでパワフルな雰囲気とは異なる、静謐で心が洗練されるような展覧会だ。
文:Pen編集部