古性優作「自力勝負」山口拳矢「単騎で。ファイナルアンサー」/ワンダーランドカップ初日特選レース前コメント
宇都宮競輪場で開催される「開設73周年記念宇都宮ワンダーランドカップ(GIII)」は19日、初日を迎える。12レースのS級特選を走る9名に話を聞いた。 1番車 古性優作 「日本選手権は競輪界で最高峰のレース。年頭の目標としてダービー王になる事を掲げたけど、脇本さんが強かった。走りも精神的にも最終日の脇本さんはマックスだった。あのレースは眞杉君の掛かりも凄くて、脇本さん以外は、みんな苦しかったと思う。同じ展開が、もう1回あっても、付いて行けるかは分からない。この後は地元の高松宮記念杯がある。脇本さんは出走本数が足りず、高松宮記念杯に出場出来ないし、当分、近畿の先頭で頑張るレースになると思う。自力勝負。最近、レースが雑になっていたので、そこは修正したい」 2番車 松浦悠士 「武雄記念や日本選手権に関しては感触は良かったけど、それが数字にあらわれなかった。自分の調子うんぬんより、間違いなく他の選手のレベルが上がっている。函館記念のレースを見ていたが、全体的に中四国の選手の動きが良く、見ていて気持ち良かった。決勝は生で見ていて、後はダイジェストでした。ここは自在でなく、自力のコメントでお願いします」 3番車 吉田拓矢 「ダービーは準決で失敗したけど、総じて、内容の濃い走りが出来たと思う。この後は、地元取手記念や、高松宮記念杯が控えている。栃茨と言う事を考えると、準地元の大会。眞杉君の番手で仕事をして結果を出したい」 4番車 中本匠栄 「最近は、ずっと誠一郎さんの番手で甘えている。自力でやると言っていたのでお任せです。ダービーは、踏めていたし伸びている感触があった。引き続き状態は良いと思う」 5番車 眞杉匠 「2年連続してダービーの決勝に進出。今年は、きちんとバックを取れたしレースも楽しめた。昨年の京王閣は無観客だったけど、今年はファンの声援も凄かったので。中9日なので練習と休養が半々。普段通り、自分の走りをやりたい」 6番車 中川誠一郎 「まだ宇都宮のバンクレコードを持っている。確か13秒1のタイムだった。記念の優勝もあるし僕の脚質に合っている。後ろに中本君がいなかったら拳矢君に付けていた。ミーハーなので(笑)。古性君の後ろだと危なくて付いて行けないので(笑)。俺が拳矢君、中本君が古性君と言うのも面白いと思ったけど、自力でやってみる」 7番車 宿口陽一 「ダービーの怪我は膝を軽く痛めたぐらい。厄払いで、ダービーの賞金を全部使い、次の日に時計を買いに行った(苦笑)。これ以上悪くならないと思うし、平原さんのセッティングみたいにしてきた。平原さんにも、軽く自転車は見てもらった。今が正念場だが、上手く栃茨勢をアシストしたい」 8番車 小倉竜二 「ダービーの特選は共倒れだったけど松浦君を信頼。いわき平はバンクが重たく、伸びを欠いた。内が伸びないし、直線なら外が有利だった。8、9番手とかもあり、展開も向かなかった。今年の小松島記念? レースでなく、選手会のブースでファンサービスで良いですよ」 9番車 山口拳矢 「古性さんの後ろも選択肢にあったけど、単騎でやる事にした。これがファイナルアンサーです。ダービーは新車だったけど手応えはあったし収穫もあった。準決は中団の併走だったけど、上手く眞杉君にペースで駆けられてしまった。だけど、引いてばかりでは、今後の事もあるので。高松宮記念杯は出走本数が足りず、参加出来ない」 (町田洋一)