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多井隆晴の大いなる野望「麻雀が運ゲーじゃないことを証明する」牌が透けて見えるとまで言う絶対的な自信と技術/麻雀・Mリーグ

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ABEMA TIMES

 30人のトップ雀士たちがしのぎを削るプロ麻雀リーグ「Mリーグ」で、“最強”の選手は誰か。さまざまな見解があるのは当然ながら、過去2シーズンの個人スコアの合計で首位に立つ渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)がその最右翼であることは間違いない。「僕が麻雀界の顔」という強烈な自負心と、それに見合うだけの絶対的な技術を持つ“最速最強”の男は、麻雀というゲームにつきまとう“運ゲー”のイメージを自らの強さで払拭するという壮大な野望をぶち上げた。 【動画】多井隆晴、2019シーズンハイライト -惜しくも3位と優勝には手が届かなかった2019シーズンだが、個人としては2期連続で大幅なプラス。強さを維持できる理由は? 多井隆晴(以下、多井)  20数年間、ひたすら麻雀に打ち込んできましたから。ただそれだけですね。必死に打ち続けていたら、10年目くらいから相手の手牌が透けだして、山に残っている牌がわかるようになってきた。それでもまだ理想の1割にも達していません。麻雀への探究心も他人への好奇心も誰よりもあるつもりなので、“伸びしろ”も僕が一番なんじゃないですか。 -運の要素が介在する競技とは思えないほど安定した成績を残している。 多井  僕自身も、昔のほうが技術介入度は高いと思っていました。「運なんて10あるうちのせいぜい1か2だろう、8か9は実力でなんとかなるだろう」と。でも麻雀を頑張れば頑張るほど、運の占める割合の大きさがわかってきた。本当に不思議で、奥深くて、やっぱり自分にとってなによりも面白いものですね。今はギリギリで技術が6、運が4くらいだと思っています。なにせ僕がまだプラスしていますから(笑)。勝ち続けることで、技術で絶対に勝つ人間がいることを証明したいんですよ。「麻雀は“運ゲー”ではない」と。  ベースとなる基礎雀力やMリーグルールへの適応に加えて、誰よりも深く相手選手を研究すれば「プラスになることはイージー」だと語る多井。過去2シーズンで+687.7という圧倒的な数字は、「僕の仕事は勝つことなので、他の選手とは違う」という言葉が決して大言壮語ではないことを示している。 -さまざまな番組やYouTubeに出演し、業界の外に向けて麻雀を発信する役どころも担う。 多井  これまでの実績と実力、知名度を考えたら、僕が麻雀界の顔だという意識を持たないとダメだと思っています。そして麻雀以外のトップ選手と比較されて、互角に見てもらえるような存在にならなきゃいけない。とにかく麻雀のプロというものを世の中に知らしめていきたいし、そのためにまずは多井隆晴という人間を知ってもらおう、と。今のMリーグに萩原(聖人)さんや岡田(紗佳)のような存在がいるのはすごくいいことだと思うので、他にも特殊なスキルを持った人に出てきてほしいですね。 -唯一2シーズン連続でファイナルに進出した渋谷ABEMAS。敗れた直後の表彰式では、「本当の意味で主人公になれるように」と語った。 多井  僕らはユニフォームに「ABEMA」を背負っている唯一のチーム。Mリーグの中心チームはABEMASだし、中心選手は僕だと思っているので、ファイナル進出は当たり前のノルマです。だってABEMAの麻雀放送にABEMASがいないのはありえないでしょ?どんなに運が悪くても4位、普通の状態で1位になるくらいの強さを見せて、「僕らのファンにならないと幸せになれませんよ」くらいのチームにしてやろうと思っています(笑)。そうなれば、他のチームやファンもそれぞれ盛り上がっていくはずですよ。  チームの総合力を8チーム中最上位と分析し、自分こそがミスターMリーグだと自負しているからこそ、多井は「もしファイナルに残れなかったとしたらすべて僕の責任」と最大限の重圧を自らに課した。麻雀という競技をさらにメジャーなものにすべく、2020シーズンも第一人者として運を超越した“最強”ぶりを満天下に示していく。 ◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。優勝賞金5000万円。

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