松本若菜主演「わたしの宝物」 主要人物総スカンの声の中「元モラハラ夫」が”いい人”祭り
19日に最終回を迎える松本若菜主演のフジテレビ系ドラマ「わたしの宝物」で、第1話のモラハラ夫ぶりが視聴者を引かせた宏樹(田中圭)に対し「かわいそう」「いい人」といった同情めいたSNS投稿がみられるようになってきた。 12日の第9話ではラスト、宏樹の計らいで妻の美羽(松本)と赤ちゃんの娘・栞が、その実の親で美羽の元不倫相手の冬月(深澤辰哉)と動物園で〝親子水入らず〟の時を過ごすのかと思われる再会を遂げた。宏樹はすでに離婚の意向を美羽に伝えている。美羽も冬月に別れを告げていたのだが、2人の接点はなくならない。 9話で宏樹は冬月の胸ぐらをつかみ、まとまりかけていた仕事上の契約もキャンセル。ところが一転、自分は担当を外れるが契約は締結すると部下に冬月へメールさせた後、自らご丁寧に電話までかけて「美羽を救ったのはあなたです」と冬月に告げた。 もともと、生まれたばかりの栞を抱いた時点からイクメン化していた宏樹。美羽と冬月の復縁を促し、娘も手放すかのような言動に、X(旧ツイッター)では「美羽と栞の写真を1枚1枚消していく宏樹がいたたまれなくて泣いた かわいそうだ」「宏樹いい人すぎるかわいそうって友達からLINEが…」「宏樹、どこまでいい人なんだ!2人を会わせるなんて粋な演出してくれちゃって…」といった投稿がなされた。「宏樹かわいそう祭り」「宏樹かわいそうムーブ」との指摘も。 一方で「宏樹めっちゃいい人じゃんってなりそうになるけど1話を思い出せ私って葛藤してる。笑」「1回モラハラになってもた人はまたなりますわ」「モラハラメンタル不安定な宏樹がよぎって、どうしても再構築する気になれない」といった視聴者も。そもそも美羽の不倫は「宏樹のモラハラが原因」だった。 宏樹に美羽、冬月、義憤にかられて不倫を一方的にバラした美羽の親友・真琴(恒松祐里)、冬月に思いを寄せる同僚の莉紗(さとうほなみ)らに対し、一時は「全員嫌い」との投稿も少なくなかったこのドラマ。にわかに、宏樹には優しい風が吹いている。
東スポWEB