FC岐阜監督に大島康明氏 鹿児島のJ2昇格導く「攻撃的なサッカー見せる」
サッカーJ3のFC岐阜は10日、来季監督に、昨季鹿児島をJ2昇格に導いた大島康明氏(43)が就任すると発表した。 大島氏は兵庫県出身。J1神戸でプロキャリアをスタートし、J2徳島や北九州で主にFWとしてプレーした。選手として岐阜との対戦経験もある。 引退後は鹿児島などでコーチの経験を積むと、昨年はシーズン途中の8月に同クラブの監督に就任。それまで10勝4分け9敗で5位だったチームを18勝8分け12敗の2位に押し上げ、J2昇格を果たした。J2で戦った今季は苦戦し、5月に解任されていた。 関係者によると、J1クラブからもコーチなどの打診がある中、岐阜での監督就任を選んだ。大島氏はクラブを通じて「FC岐阜が目指すサッカーである『ボールを保持しゴールに直結する速い攻撃』『相手陣内で主体的にボールを奪いにいく守備』によって選手が躍動する攻撃的なサッカーを見せ、J2昇格を実現できるようまい進する」などとコメントした。 J3で5年目のシーズンを戦った今季の岐阜は、15勝8分け15敗の8位。好不調の波が激しく、自動昇格や昇格プレーオフ進出を逃していた。 (棚橋滉斗)
岐阜新聞社