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プロアマ一体で高校球児救済を 合同でのトライアウト開催

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デイリースポーツ

 新型コロナウイルスは高校球児の青春までも奪い取った。春のセンバツに続き、夏の地方大会と甲子園の中止が5月20日に決定した。これまで積み上げたものを、発揮する場を失った球児たち。各地区レベルでは代替の大会を開催しようと動いているが、これまでのようなモチベーションを維持するのは難しいだろう。  心配なのは、このショックな状況で野球を止めてしまう選手が増えてしまうのではないかということだ。これはプロ野球界にとっても、大きな損失になるだけに、救済策を講じなければならないだろう。  これについて元阪神スカウトの菊地敏幸氏の意見を聞いてみると、トライアウト的な場所を設定すべきだと話してくれた。「代替試合だけだと、全選手を網羅することはできない。それならばプロ志望届を出す意思のある選手に東北や関東、関西など各地区ごとに集まってもらい、打撃や投球を披露する機会を与えるのがいいと思っている。そこではプロのスカウトはもちろんだが、大学、社会人の野球関係者にも集まってもらい、チェックできるようにする。とにかく高校生に野球を続けるチャンスを与えてほしい」  プロ野球界では、すでに高校生のトライアウト実施を検討しているという話が出ているが、プロだけでは意味がない。昨年のドラフトで高校生の指名は、育成を含めて51人。プロ志望届を提出した高校生は139人。プロの世界に進む選手の方が圧倒的に少ない。しかも今季のプロ野球の試合数が減ると、戦力外の選手が例年より少なくなる可能性もあり、そうなると必然的に例年よりドラフトで獲得する選手も少なくならざるを得ない。  高校生にトライアウトのような場を与えるのは、すごくいい案だと思う。ただ、この案を実現させるにしても、将来がある多くの球児を救うためには独立リーグを含め、プロアマが一体となって取り組まないといけないはずだ。(デイリースポーツ・菅藤学)

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