浜辺のプラごみからアクセサリー APU学生が製作「汚染問題考えるきっかけに」
別府市の立命館アジア太平洋大(APU)4年の横山晶子さん(22)は、浜辺に流れ着いたプラスチックを加工したアクセサリーのインターネット販売(https://helloannie.official.ec)を昨年12月から始めた。同世代の若者に、海を汚染する海洋プラスチック問題を考えてもらうきっかけにしたいと意気込んでいる。 横山さんが北海道松前町へ帰省した際、訪れた浜辺のごみの量が気になった。そこで集めたプラスチック片を洗浄、消毒してかわいらしいピアスやイヤリングなどに「再生」した。「若者が手に取りやすい物で環境問題を考える入り口になれば」と製品化。ネット上の販売サイト限定で取り扱う。 売上金の一部は国際環境NGOやその他環境団体へ寄付する他、新型コロナウイルスの対応に追われる医療従事者への寄付にも充てている。横山さんは「一人でできる活動には限りがある。海洋プラスチック問題を多くの人に知ってもらうことで、少しでも環境が変わっていけばいい」と話す。