マイナカード巡り“ご当地皮肉”も…名古屋で自民党総裁選初の地方遊説 9人の候補があの手この手で政策訴え
自民党総裁選に立候補した9人による初めての地方遊説が、14日、名古屋で行われました。厳戒態勢のもと、各候補者は何を訴えたのでしょうか。 【画像】街頭演説会にはおよそ3000人が集まった 14日、中区の久屋大通公園で行われた自民党総裁選初の街頭演説会。金属探知機を使った身体検査に、飲み物はその場でひと口飲んでから入場と、およそ3000人が集まった演説会は、厳戒態勢のもとではじまりました。 高市早苗 経済安全保障担当大臣: 1番バッター・高市早苗でございます。みんなで力を合わせて日本列島全体を強く豊かにしていこうじゃありませんか。 口火を切ったのは、高市 経済安全保障担当大臣です。 高市早苗 経済安全保障担当大臣: モノづくり王国の一角に、実は私の亡き父親が働かせていただいておりました。味噌カツ、そして天むすが大好きでございます。 父の出身や好物で愛知・名古屋とのゆかりを訴えました。 自らの得意分野や政策に愛知・名古屋を絡める候補も。 林芳正 官房長官: 「ここの美味しいフルーツを」という風に輸出をすれば、今度はじゃああれを名古屋に食べにこよう、愛知に食べにこようとインバウンドが増えていく。この循環を作っていきたい。 小林鷹之 前経済安保相: 昨年の夏、名古屋港でサイバー攻撃がありました。物流が止まった。私は経済安全保障という分野をゼロから切り開いてきた自負があります。 加藤勝信 元官房長官: この総裁選、「国民の所得倍増」を命をかけて実現する。この覚悟で立候補いたしました。(ヤジに対して)”そんなもんできんがや!”こう思っている方もいると思います。 飛んできたヤジに名古屋弁で切り返しも。 上川陽子外相: 9人の候補の中で、東海ブロック代表は私1人であります。もし私が総理に就任するとするならば、海部総理以来の総理大臣となります。 各候補1人10分という限られた持ち時間の中に、名古屋ネタを織り交ぜつつ猛アピールしました。 河野太郎デジタル相からは、皮肉交じりの話も。 河野太郎デジタル相: マイナンバーカードを使って、コンビニで皆さんの住民票や印鑑証明をとることができる地域が増えています。名古屋の方からよくメールをいただきます「名古屋ではできないぞ」と。そういう方には短く返事をしています「市長を代えてください」。 (※名古屋市でも2026年度にコンビニで住民票交付予定) そしてひときわ盛り上がったのが石破茂 元幹事長の時です。 石破茂元幹事長: 何としても日本国の平和・独立を守っていかねばなりません。 石破元幹事長の演説が終わると、多くの聴衆が帰っていきました。 そして…。 小泉進次郎元環境相: 今の自民党の政策を進めるスピード、政策の強度を、抜本的に圧倒的に変えなければ次の時代に間に合わない。 小泉候補の演説が終わると、多くの人が一斉に帰っていきました。 茂木敏充幹事長: 小泉さんの演説は終わった、石破さんの演説も終わった、それでも熱心に残っていただいている皆さんに感謝を申し上げます、ありがとうございます。この名古屋も愛知も日本全体の経済を必ず私、茂木敏充は必ず再生をしてまいります。 9人の候補者が届け出順に1人10分で演説し、1時間半あまりにおよんだ街頭演説会。 18歳高校生: 難しいですね。皆さん一長一短あるので。 50代会社員: それぞれの方がテレビでしゃべる以外の顔を見れた気がするので、とても来てよかった。 名古屋での演説会で本格的にスタートした総裁選。投開票は9月27日です。 (東海テレビ)
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