自民党支部長「空白」の福岡9区 どうなる衆院選の公認選び 保守分裂の公算高まる
今月27日に投開票が行われる衆議院選挙。エリアの注目の選挙区を紹介します。 北九州市の西側を選挙区とする福岡9区は自民党の支部長が「空白」となっている選挙区で、公認の行方が焦点となっています。 【写真で見る】福岡9区 どうなる衆院選の公認選び ■「空白」の支部長 大家敏志氏は”公認に自信” 10月5日、北九州市八幡西区で開かれた祭りの会場に次の衆議院選挙に出馬を表明している3人が姿を見せました。 福岡9区をめぐって、自民党福岡県連は去年7月、参議院からの鞍替えを目指す大家敏志氏(57)と北九州市議の三原朝利氏(46)で、支部長を決める党員投票を実施。 大家氏に軍配が上がったものの、党本部は支部長を置かない決定を下しました。 県連は石破内閣が誕生した10月1日、大家氏を支部長にするよう改めて党本部に求めました。 自民党福岡県連 原口剣生 会長「自民党としてはそこにちゃんとした候補者を立てて、それを戦うべきだというお話をしてまいりました」 選挙に向けた準備を進める大家氏は5日、公認に自信をのぞかせました。 参院議員 大家敏志氏「自由民主党の公認を頂けるものと確信をしてこれまで突き進んできましたし、何よりもやっぱり有権者の皆さんと1人でも多く触れあって、自分自身の考え方をできる限り分かりやすく伝えていきたいとそういう風に思います」 ■三原朝利氏は「無所属で出馬」 一方、三原氏は2023年の北九州市長選挙で党推薦ではない武内氏を応援したとして、今年1月に除名処分を受けました。 三原氏は無所属で出馬する考えに変わりはないと話します。 北九州市議 三原朝利氏「私のやはり一丁目一番地は武内市政が誕生した中で北九州がどんどん動き始めています。それをしっかりと国と市をタッグを組んで、さらに北九州を後押しして盛り上げていきたい」 ■緒方林太郎氏は「無所属での出馬は最後」 保守分裂選挙の公算が高まる中、無所属で現職の緒方林太郎氏は、6日の国政報告会で「無所属での出馬は最後」と明言しました。