“熊本~東京1300km” 電気自動車でも快適に移動できる「裏ワザ」とは? 新型「タイカン クロスツーリスモ」で体感! ポルシェらしい走りと遊び心に触れる旅
また、ドアミラーに映るリアウインドウとリアフェンダーの膨らみ、その独特な曲線・曲面は歴代「911」にも通じるもの。 いずれも実に些細な点ではありますが、歴史や伝統を感じさせるアレンジの巧みさは、古くからのポルシェファンのマニア心をも刺激しそうです。 準備が整ったところで、いざ出発です。初日のルートは、熊本・天草からに位置するホテルから、フェリー乗り場のある大分・別府の街を目指します。 一般道と高速道路を経由してストレートに向かえば230kmほどの行程ですが、絶好のドライブルートとして知られる阿蘇山やくじゅう連山周辺の景色とワインディングを満喫しようという目論見もあり、寄り道をしながら別府へと向かうことにします。 出発時にメーターをチェックすると、バッテリーの充電状態は98%、走行可能距離は523kmと表示していました。これならかなりの寄り道をしても、別府までなら余裕がありそうです。 ちなみに、BEVと聞いて心配な充電インフラですが、現在では全国に約3万か所の充電スポットが用意されているといわれています。 なかでもポルシェジャパンは、独自の充電インフラネットワークを構築。最大150kWの出力を誇る“ポルシェターボチャージャー”を全国48か所のポルシェセンターとランドマーク施設10か所のステーションに用意しています。 この“ポルシェターボチャージャー”ですが、30分ほどで80%の充電が可能。また、ポルシェ、アウディ、フォルクスワーゲンによる“PCA(プレミアム チャージング アライアンス)”による急速充電ネットワークも全国350か所以上に設置されており、出先での充電に困ることはなさそうです。
さらにポルシェジャパンは、“ポルシェ ディスネーション チャージング ステーション”と呼ばれる目的地型充電ステーションも展開。ポルシェのBEVオーナーであれば、全国のホテルや温泉施設、レストラン、ゴルフ場といったレジャー施設に設置されているステーションを利用することができるのです。 実は今回のロングドライブで出発地に選んだ熊本・天草のホテルにも“ポルシェ ディスネーション チャージング ステーション”が設置されており、出発までに満充電状態にできるなど非常に重宝したのでした。