小池都知事が記者会見8月28日(全文2完)国との連携変わらず進めたい
安倍首相の二度目の途中辞任をどう考える
記者2:安倍総理の辞任の件でお伺いいたします。安倍総理ですが1次政権のときも、今回も持病の悪化というのを理由に挙げられておりますが、1次政権のときも持病の悪化で途中辞任ということで、1次政権のときは小池知事も首相補佐官であったり、その後、防衛大臣等々歴任されていたかと思いますが、今回、在任期間が歴代最長となりましたが、再び持病の悪化が理由ということで途中辞任の見通しとなっております。この二度目になることについて、同じ結論ですけれども二度目ということで国民の政治不信を踏まえたところ、どういうふうにお考えでしょうか。 小池:まだ報道、私、直接接しておりませんし、その件についてどのような形が取られるのかよく承知をいたしておりません。ただここに至るまでオリンピック・パラリンピックの招致や何よりも経済を大きく復活させたところにコロナが今は襲っているということではございます。そういう中で長くお勤めになられたことによって、前も申し上げたと思いますけれども、国際会議などで日本の大臣はしょっちゅう代わるわけですね。そのたびに自己紹介しているのでは、どこかの国と一緒に連携して何か世界を動かすとか、そういうことには人と人との関係においてなかなかしづらいところがあったりするわけでありますが、それを超えてG7など、安倍総理はまさに世界の中のさまざまな連携を進めてこられたというのは大変大きな成果ではなかったかというふうにも思います。 もっとも、今、世界はさまざまな要因で大きく激動している中において、安倍総理という世界的に知られているリーダーの去就が今日話題になっているわけでありますけれども、やはりこれから国としての発信であるとか、国益、そして先ほど都政改革のデジタル化についての話もさせていただきましたが、やはり世界の中で選ばれる都市・東京であるためにはさまざまな努力が必要でございます。そういったことの課題を整理しながら、何を優先していくのかなど、これらのことをあらためて整理して、そして日本、そして東京、それぞれしっかりと歩めるような体制があらためて必要だというふうに考えております。