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無観客試合「声」問題 中日・与田監督執念のファインプレー

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東スポWeb

 中日・与田剛監督(54)が公平なゲームを行うために起こしたアクションがチーム内で大歓迎されている。  21日のヤクルト戦(神宮)に3―0で勝ち、8年ぶりの開幕カード勝ち越しを決めたが、この試合で与田監督は審判団に問題提起を行い、チーム内では「監督はとにかくいろんなことに気がつくし、選手の矢面に立ってはっきり主張してくれた」という声が出ている。  それは9回表の開始前、スタンドの放送ブースから実況の声が聞こえてくることを嶋田球審に指摘。審判団は一塁側ベンチのヤクルト・高津監督にもそうした声の有無の確認を行うなどし、数分間にわたって試合が一時中断する一幕があった。  そのまま試合は続行したが、与田監督のモヤモヤは収まらない。中日が勝利した直後、三塁側ベンチ前での勝利のエアハイタッチの儀式にさえ指揮官だけ加わらず、さらに数分間にわたって審判団に意見を述べた。中日の加藤球団代表によると与田監督は「放送ブースから『捕手がインコースに構えた』などの声が聞こえる」と伝えたという。  ネット裏にはテレビやラジオ放送のブースがあり、この日も放送各社の実況中継が行われていたが、もっかスタンドは新型コロナウイルス感染拡大防止のため無観客。そのため、普段なら球場内の歓声や鳴り物などでかき消されて実況の声はグラウンドまで届かないところも、はっきりと聞こえてきたようだ。  試合後、審判団がセ・リーグに報告。加藤球団代表は「杵渕統括から『各球場に注意を促し、すぐに是正する』との返答があった」と説明。球団から意見書の提出はしていない。与田監督は「選手の方から、いろいろ審判に伝えてほしいという要望があったので」とコメントしたが、チーム関係者は「実況のせいでどちらかのチームに有利不利があっては後々問題となることもあるしね。監督の公平な勝利への執念をすごく感じる」と感謝している。  昨年は応援歌の歌詞を問題視した“お前騒動”でバッシングも浴びてしまう事態も起きたが、今回の与田監督のアクションは無観客試合での問題提起でもあり、ファインプレーとして受け止められそうだ。

東京スポーツ

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