【バレー】ヴィアティン三重が今季初、そして686日ぶりの勝利。SNS大いに泣く V女子
バレーボール2024-25 V.LEAGUE WOMENは11月30日に猫田記念体育館(広島県)、上田市自然運動公園総合体育館(長野県)、水島緑地福田公園体育館(岡山県)にて3試合を開催した。 水島緑地福田公園体育館(岡山県)ではヴィアティン三重がホームの倉敷アブレイズを3-2のフルセットで破り、今季初勝利。2023年1月14日のJAぎふ戦以来、2シーズンぶりの勝利を飾った。
旋風を巻き起こした参入時。そこから遠ざかった勝利。そして686日ぶりの歓喜
ヴィアティン三重は2022-23シーズンよりVリーグ2部(V2女子)に参戦。 当時主将でエースの草深ことみを本来のオポジットではなくミドルブロッカーに起用するなど、西田誠監督の戦術、采配も冴え、シーズン序盤に3勝し存在感を示した。 しかし、ここからヴィアティン三重の苦難が始まる。 初のVリーグ。移動負荷なども含め、不慣れな長期日程の中でチームのパフォーマンスがなかなか上がらなくなってしまう。 初参戦の2022-23シーズンを3勝16敗で終えたヴィアティン三重は保有ライセンスに従い、2023-24シーズンでは新設された「V3」で戦うことになる。 1つ下のカテゴリーへ。選手は複雑な思いだっただろう。しかし、V3では実績上位と思われたヴィアティン三重であったが、ここにも容易な戦いはなかった。 倉敷アブレイズ、アルテミス北海道、福岡カノアラウレアーズといった勢いのある新興チームとの連戦。4チームだけのリーグはチームの垣根を超えた友情を育んだが、お互いがお互いを知りすぎた戦いはヴィアィン三重にシビアな結果を突き付けた。ヴィアティン三重はここでも勝ち星を得ることができなかった。 そして2024-25シーズン。再編されるVリーグに向け、ヴィアティン三重はチーム体制の再整備に着手する。 他職も兼ねていた西田誠監督を専任とし、新主将にはVリーグでの戦歴豊富な浅川希を抜擢。選手のメンタルケアを重視し、元日本代表の大山加奈氏をPDM(PLAYER DEVELOPMENT MANAGER)として招聘した。
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