【香港マイル】「危険な人気馬」モーリスドゲスト賞覇者ラザットは“距離延長“が大きな不安材料
ラザット(セン3、J・レニエ)は危険な人気馬だ-。 ここまで7戦6勝2着1回という戦績のフランス調教馬。無傷の6連勝でモーリスドゲスト賞を制し、前走は初黒星を喫したものの、初の海外遠征となったオーストラリアの高額賞金競走ゴールデンイーグルで見せ場十分の2着だった。ここもその先行力、粘り腰が期待されるが…。 香港マイルの過去10年の勝ち馬はすべて前走で同じ1600メートルの距離を走っていた。連対馬20頭で唯一、前走がマイル以外だったのは18年2着のヴィブロスで、天皇賞・秋8着からの距離短縮だった。ラザットはわずか100メートルとはいえ、前走からの距離延長は大きな不安材料になる。モーリスドゲスト賞の3馬身差圧勝は見事だったが、タフなシャティンの1600メートルでは好勝負に持ち込めるかどうか。