【全文】くい打ち不正問題(4)横浜の現場は「不都合な不具合」の可能性
旭化成建材からも役員報酬は支払われていた(平居副社長)
平居:すいません。先ほど私、間違ったことを言いました。私は建材からも役員報酬は支払われていたようです。総額変わってないもんですから同じだと思ってましたが、建材の負担分がございました。すいません、訂正させてください。 司会:じゃあ先ほどご質問。あ、こっち。よろしいですか。もう一度、はい、お願いします。
「誤認」は普通の現場でそんなに多々あるものなのか?
毎日新聞:毎日新聞のカタヒラと申します。2点お伺いしたいんですけれども、しつこいようなんですけど、複数名によるデータ流用等が確認されてるっていうことなんですが、少なくともヒアリングで認められてる方の人数ぐらいは明らかにできるんじゃないでしょうかね。流用されてるっていうことと、本人が認めてらっしゃるということであれば、そこから数字が動くことは、少なくとも減ることはないと思うので、まずそこを明らかにしていただけないと、と思うんですけれどもいかがでしょうか。 平居:すいません、そこは同じスタンスであります。とにかくきちっとはっきり、原因も含めてはっきりした上で、途中で皆さまからいろいろご指摘がありましたように、どんな人たちが多かったのか、どういうグルーピングが多いのかっていろんな分析も含めた上で申し上げるべきだと思っておりまして、まったく同列に、同じように何人というふうに申し上げるのは、今は控えさせていただきたいと思います。 毎日新聞:それは流用している人によっても悪さに差があるって、そういうことなんですか。 平居:その可能性もあるかもしれないと思っているわけです。ですからそこについてはこれから本当に調べさせてください。調べた上で、確かなこと、限りなく確かなことを申し上げたいというふうに思います。 毎日新聞:あともう1点。先ほどから杭が誤認の可能性があるっていうことをおっしゃっているんですけれども、それを言い始めると、はっきり言って誤認するような調査しかやってらっしゃらないのかっていう話になると思うんですが、普通の現場で誤認するようなことっていうのはそんなに多々あるようなものなんでしょうか。 平居:杭が支持層に着いたかどうかを誤認したということは、たぶん、変な言い方ですけど、この現場については確かに不具合が発生してますから、誤認して届いたと思ったんではないかと、こう申し上げてるわけで、それ以外のところについて言えば、今日現在、今日現在ですが、不具合の報告はされておりません。ですから不具合が起こったのはあそこだけなんで、誤認っていうケースについてもそんなしょっちゅうあるなんて全然思っていません。あそこの1件でたまたま起こったんではないかというふうに思っています。 司会:補足ある? 前嶋:一般的な杭、トラブル事例みたいなもので考えられるケースとして、傾斜地における支持層の誤認というようなケースがあるんですけれども、そういったケースも含めると、われわれのほうではここが抽出されているんですが、一般的にその誤認をしないようにというふうな手はずも、前、お話ししましたけれども、例えば試験掘りをたくさんして支持層の深度を確かめていくケースとか、いろんな手だてがあるんですけれども、基本的に言うと、そういったところの急峻な支持層の場面で誤認をするおそれがあるケースっていう、トラブルケースっていうのがいくつか報告として挙げられているようです。 司会:よろしいですか。ほかに。