現役ドラフト オリックス、西武・本田圭佑を獲得 のびしろある!先発&中継ぎこなす万能右腕
現役ドラフトが9日、非公開(オンライン)で実施され、計13人の移籍が決まった。オリックスは西武から本田圭佑投手(31)を獲得した。 【写真】ピースサインも…ゴルフカートで移動する巨人・阿部慎之助監督、DeNA・牧秀悟、鍵谷陽平氏 オリックスにホンダケイスケがやってくる。 「新しい環境でプレーする機会を与えてもらったことは自分の野球人生にとってプラスになることばかりだと思う」 本田は先発と中継ぎをこなせる万能型右腕。東北学院大から2016年にドラフト6位で西武に入団。22年には救援で自己最多の45試合に登板し、通算138試合と経験も豊富。同姓同名でサッカー元日本代表MFの本田圭佑も有名だが、背番号60をつけて投げるホンダも負けない。 チームは今季5位に低迷。その原因の一つに投手陣に故障者が続出したことが挙げられる。ベテランの平野佳をはじめ、小木田や山崎、東ら3連覇に貢献した主力たちが戦線離脱。選手層を厚くするという意味で右腕に白羽の矢が立てられた。 福良GMは「やっぱり中(継ぎ)のイメージが強いかな」と話しつつ「上(1軍)でも実績ある。上の方のリストにあがっていた選手」と今回の結果に納得顔だった。 現役ドラフトは今年で3回目。昨年、中日から移籍した鈴木は今季32試合に登板するなど、ブルペンを支える戦力となった。本田も力を込めた。 「ベストを尽くしてチームに貢献し、獲得して良かったと思ってもらえる活躍をしたい」 チームには同じ右投手で同姓の本田仁海もいる。ホンダケイスケがナニワの地で躍動し、V奪回へ-。華麗な〝ゴール〟を決めてみせる。(織原祥平) ★福良GM、実施時期に言及 オリックス・福良GMは3回目を迎えた現役ドラフトの制度について「もうちょっと(時期が)早くてもいいかな」と持論を述べた。支配下登録や交換トレードの期限間近の7月末に実施することを希望し「(NPBが)どう考えるかわからないけど」と話した。 ■本田 圭佑(ほんだ・けいすけ) 1993(平成5)年4月24日生まれ、31歳。宮城・仙台市出身。東北学院高、東北学院大を経て2016年にドラフト6位で西武に入団。今季は31試合に登板し、1勝4敗、防御率4・11。通算では138試合に登板し、12勝21敗、32ホールド、防御率3・82。180センチ、80キロ。来季年俸2900万円。右投げ右打ち。背番号「60」