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開成高校で“なりすまし通学”…菊地弁護士「通学者は詐欺利得罪に問われる可能性」 サービスも詐取は罪に

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関西テレビ

 39年連続で東大合格者数日本一を誇る私立開成高校。今年も185人もの合格者を輩出した超名門校で9月、「なりすまし通学」という前代未聞の事態が…。  今年2月、「A君」という少年が開成高校に合格。 <開成高校の担当者> 「入試、合格発表、入学説明会では写真と照合しA君だと確認していた」  その後、新型コロナの影響で4月からオンライン授業がスタートしましたが、授業を受けていたのは…A君とは全く別人のB君だったのです。 一緒に授業を受けていた生徒の親: 「(B君は)オンライン授業の進行を邪魔するような発言をしていた。騒ぐなどして、周りに迷惑をかけていた」  さらに6月から対面授業が始まるとB君は「A君」になりすまして登校。しかし、高校は別人だと見抜けず、9月、A君が別の高校に通っていることが分かり、初めてなりすましに気づいたのです。 女性: 「どういう心境でしているかわからないけど…なんとも不思議な事件」 別の女性: 「天下の開成やもんな~私も行けるもんなら行きたいけど…アカンやろ」 男性: 「でもそんな決まりあるんやろうか?だってそれ言うたら学校側もミスなわけやん」  天下の開成高校で起きた珍事。学校側はA君を除籍処分に、B君を立入禁止処分にそれぞれしましたが、2人の将来を考えて裁判沙汰にはしない意向です。  ただ、この“なりすまし通学”という行為に法的な問題はないのでしょうか。菊地幸夫弁護士に伺います。 菊地弁護士: 「通学者は詐欺利得罪に問われる可能性があります。普通の詐欺罪は例えば相手からお金を取る、時計を取るとか触って分かる物質的なものですね。この場合の『利得』というのは、学校の授業はポケットに入るものではないですし、あるいは弁護士の法律相談とか、例えば目に見えないサービスなどを得ることを想像して頂くとよろしいかと思います。そういう物を騙して取ると詐欺利得罪になります。  これは仮に授業料が収められていたとしても、正規の入学者ではない人間が授業を受けることを学校側は拒否するでしょうから、騙されて授業を行ったとすれば、成立する可能性が出てきます」 Q.通学者の保護者にはどのような責任があるのでしょうか? 菊地弁護士: 「未成年者だとすると、保護者の監督下にありますので、やはり保護者もそうしたことをしないように監督しなければなりません。なりすまして通学していたことに保護者としての落ち度があったのではないかということは問われる可能性があると思います」 (関西テレビ10月7日放送『報道ランナー』内「そこが聞きたい!菊地の法律ジャッジより)