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六甲山の「寂れた保養所」が「ホテルやカフェ」に...更なる一手は『ワーケーション』

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MBSニュース

かつて人気の避暑地として「西の軽井沢」とも称された六甲山。企業の保養所が立ち並び、1990年には229社が保養所を持っていましたが、2018年では55社と4分の1以下に減ってしまいました。そんな中、六甲山に新たな賑わいをつくろうという取り組みを取材しました。

「六甲山」に放置されたままの別荘

「六甲山に来ています。麓に比べるとこのあたりぐっと冷え込んでいます。この季節、空気も澄んでいて眺めも凄くいいですね。」(玉巻映美アナウンサー) 神戸の街を悠然と見下ろす六甲山にやって来たMBSの玉巻映美アナウンサー。山頂周辺は国内屈指の避暑地として、高度成長期以降に、多くの企業の保養所や別荘が作られました。

ところが現在この地域を歩いてみると、使われていないとみられる建物が目に付きます。 「完全に封鎖されていますね。門がかなり錆び付いていて、長く使われていない感じがします。どこかの保養所でしょうか、名前は隠されていますね。」(玉巻アナウンサー)

バブル崩壊や阪神・淡路大震災などの影響で企業の保養所や別荘が次々閉鎖。1990年には229社が保養所を所有していましたが、2018年は55社まで減少しました。しかし六甲山エリアは、自然保護のため開発が厳しく制限され、空いた施設の転用も難しく、長年放置されてきました。

六甲山を「ワーケーション」の場に

そこで2018年、国が開発の規制を緩和したことで、地元・神戸市が使われていない施設の活用を促す施策を打ち出し、最近ではホテルやカフェの開業が相次いでいます。そんな六甲山で神戸市は、次なる一手を考えていました。

「今度は新しくビジネスの拠点に。山上に観光に来て頂くだけではなく、ここで仕事をして頂いて、ビジネスをやって頂きたい。」(神戸市経済政策課・事業担当課長 藤田真右さん) 神戸市は去年12月、これまで六甲山エリアで禁止されていた『オフィスの設置』を許可することにしました。使われていない保養所に、働く場所を選ばないデザインやIT系などの企業を誘致。避暑地で休暇を楽しみながら仕事をする、いわゆる『ワーケーション』の場として提案したい考えです。 「六甲山には豊かな自然と静かな環境がございます。そういった環境の中ではクリエイティブなことや新しく自由な発想を生み出すのにいい場所と考えています。」(藤田真右さん)

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