「都城志布志道路」全区間44キロ、来年3月23日に開通…志布志IC-志布志港間の供用開始で
鹿児島県は28日、同県志布志市と宮崎県都城市をつなぐ「都城志布志道路」の志布志インターチェンジ(IC)―志布志港間(3・2キロ)について、来年3月23日に供用を始めると発表した。これにより、全区間が開通する。 【地図】都城志布志道路の位置
鹿児島県によると、都城志布志道路は全長約44キロの地域高規格道路。無料で通行できる。志布志港の物流機能を生かした地域経済の活性化や、救急医療体制の構築などを目的に、国と鹿児島、宮崎両県が1997年度から整備を進めてきた。鹿児島県内の区間は県が約670億円を投じた。
すでに8割にあたる約35キロで利用が始まっている。未開通区間の都城IC―乙房IC間(いずれも都城市、5・7キロ)も来年2月15日に利用開始の予定で、志布志IC―志布志港間の開通によって全線がつながる。志布志港と都城市の間の車での所要時間は約70分から、約40分に短縮する見通し。
県道路建設課は「経済や医療、防災など、さまざまな面で利便性が向上する」としている。