大潮の時期 9月29日の満月の前後は満潮の時間帯を中心に潮位高く 浸水や冠水に注意
9月29日の満月の前後は大潮の時期にあたり、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなる見込みだ。東北の太平洋側沿岸、東海、北陸、西日本及び沖縄・奄美の沿岸の一部では、海岸や河口付近の低い土地で浸水や冠水のおそれがある。
夏から秋にかけては海水温が高い等の影響で、平常時の潮位が年間でも高い時期となる。さらに、9月29日の満月の前後は大潮の時期にあたるため、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなる見込みだ。また、平成23年(2011年)東北太平洋沖地震の影響により、東北の太平洋側沿岸では現在も地震の前より地盤が低くなっている地域がある。 このため、東北の太平洋側沿岸、東海、北陸、近畿、中国、四国、九州北部(山口県を含む)、九州南部・奄美、沖縄の沿岸の一部では、以下の期間において、満潮の時間帯を中心に海岸や河口付近の低い土地で浸水や冠水のおそれがあるため、注意が必要となる。
■注意期間 東北太平洋側 9月28日から10月5日 東海、北陸 9月23日から10月2日 近畿、中国、四国 9月24日から10月3日 九州北部(山口県を含む)、九州南部・奄美 9月26日から10月3日 沖縄 9月29日から10月1日 なお、この期間中に台風や低気圧の通過等があった場合や、短時間に海面が昇降を繰り返す副振動の発生等があった場合は、さらに潮位が上昇する可能性がある。今後発表される高潮警報・注意報や潮位情報に十分留意してほしい。