【いい肉の日】スーパーで最高級の国産黒毛和牛のセール 九州観光機構は7県のブランド肉を集めたイベントを開催へ 福岡
FBS福岡放送
11月29日は語呂合わせで「いい肉の日」です。国産の肉の消費アップにつなげようと、現場では様々な取り組みが行われています。
29日、福岡市東区のスーパーを訪ねました。 ■元木寛人アナウンサー 「こちらには、最高級の国産黒毛和牛の霜降りから赤身、希少部位まで、ずらりと並んでいます。」 「数量限定」「一頭買いセール」などと書かれたポップが貼られていました。 ■ゆめタウン博多店・吉田智 食品店長 「いい肉の日ということで、お肉が大変お買い得となっています。いろんな部位を100グラムあたり698円(税込み754円)均一で販売しています。」 国産黒毛和牛がセールになっていて、ヒレステーキ用のお肉に、ロースステーキ用もありました。部位によっては普段1000円を超えるものもあるということですが、この日は、どの部位を選んでも100グラムあたり同じ価格です。 この店では、円安の影響などで輸入牛の価格が上がる中、国産のものを選んで購入するという人も増えているといいます。 ■買い物客 「前は国産の方がずっと高かったけれど、今はもうあまり変わらなくなってきている。」 「私は和牛専門。こだわりがある。和牛は力。パワーになる。」 店では、このセールを国産の牛肉の売り上げアップにつなげたい考えです。 ■吉田 食品店長 「価格でお客様も選んでいるところもありますので、輸入(の価格 )に近い和牛が売れてきている。 国産の方を売りたかったので、日本の牛をしっかり販売できているのはいいことかなと思います。」
一方、JR博多駅前広場で開かれた記者発表会。鹿児島県産黒毛和牛のステーキの試食が行われました。 ■元木アナウンサー 「いただきます。口の中でとろけます。ものすごく上質な脂とお肉のうま味・甘みが口の中で広がって最高です。」 ■九州観光機構・唐池恒二 会長 「食とイベントをテーマに観光資源を作っていこうと思い立ち、九州のお肉をもっと知ってもらおう、そして体験してもらおうと。」 「いい肉の日」に合わせ、牛・豚・鶏、九州7県のブランド肉を集めたイベントについての発表が行われました。九州観光機構が企画した「『にっくん』九州お肉の王国まつり2025」は、2025年年2月21日から4日間、博多駅前広場で開催されます。九州各地からブランド肉を扱うおよそ20店舗が出店し、認知向上や街のにぎわい創出につなげたいというものです。 ■グッドフェローズダイニング・西勇二 社長 「また食べたい、鹿児島に行きたいと言ってもらえるようなことをやっていきます。観光で訪れる方々に地元のお肉を食べて、感じて、楽しんでいただければと思います。」 食材の価格が上がる中、国産の存在感を高めようと、現場ではさまざまな努力が行われています。