「アッレグリのDNA。保守的。ほとんど変わらない」モッタ監督の新生ユヴェントスにOBは辛口
チアゴ・モッタ監督が率いるユヴェントスについて、イタリア人解説者のパオロ・ディ・カーニオ氏がイタリアメディア『スカイスポーツ』の番組内で見解を示した。 【順位表:チャンピオンズリーグ】残り3試合!敗退危機のチームは… ユヴェントスは27日、チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェズ第5節でアストンヴィラと対戦。敵地でスコアレスドローに終わった。これで5試合を終えて2勝2分け1敗、勝ち点8で19位に沈んでいる。そしてOBでもあるディ・カーニオ氏は、モッタ監督のチームが消極的だと批判した。 「これで補強の最優先事項がセンターバックだって? これは保守的なメンタリティであることを示すものだ。近未来的なプレーを期待していたわけではないが、少なくとも、過去とは異なる何かがみられるものだと思っていた」 「専門家風に『違う、10~12メートル高い位置からプレスをかけているじゃないか』って語ろうとする者がいるかもしれない。みんなが言っていたように、非保持の場面において、献身的で無視無欲で決意があり、コンパクトで自己犠牲の意欲のあるチームだ。だが、攻撃面において足りないものが多いんだ。それまでなかったら、とんでもないことだよ」 「この非保持の取り組みに関するメンタリティは、(マッシミリアーノ)アッレグリのDNAにもあったものだ。保守的なチームだよ。だからチャンスをほとんど作り出さず、失点が少ない。気取って『重心が5~10メートル高い位置でプレーしている』と言うかもしれないが、ほとんど変わっていないじゃないか」 そんなユーヴェについて、番組に同席した名将ファビオ・カペッロ氏も「ユーヴェは、新選手が全員ケガをしている。以前SNSではアッレグリのせいだと言われていた。昨シーズン、ユーヴェにいなかった選手たちがみんな負傷してしまったのは残念だよ」と皮肉を述べた。