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安達祐実インタビュー「我」と「我」の行方「人生において写真の存在がずっと近くにあるのは、本当に幸せなことです」

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週プレNEWS

俳優と写真家。撮られることと、撮ること。夫婦の間に流れる川。この当たり前の写真行為は終わりのない旅、みたいなものかもしれない――。 週プレのグラビアを飾り続けて20余年。妻であり、母であり、安達祐実(あだち・ゆみ)であり続ける彼女が、10月12日(月)発売『週刊プレイボーイ43号』のグラビアに、夫であり写真家の桑島智輝(くわじま・ともき)氏とのセッションで登場。 * * * 最近、現場で夫の桑島(智輝)さんと一緒になることも多く、仕事だから「こういう写真を撮ってほしい」っていう媒体の要望に沿って撮るじゃないですか。だから、純粋にふたりの世界観で写真を撮る機会が少なかったんですよね。でも、今回のグラビアはふたりで自由に撮れたので、とてもうれしかったです。リラックスした、いい空気感で。 最後の座ってる写真は「思うままに歌を歌ってくれ」って桑島さんから頼まれて、歌いながら撮ったんです。おかしな要求や指示が桑島さんらしくて、自由な環境が与えられたときに、ふたりで写真を楽しむことができるようになったことを実感できました。 グラビアには10代の頃からお世話になってます。最初は戸惑いがあったというか、水着になることはなんとも思っていませんでしたが、見てくれる人の気持ちを心配していました。私が子役だった頃のイメージを持ったままの人がグラビアを見ると、抵抗感があるだろうな、という自覚があったので。 また、子役出身だと俳優として大成しないといわれるなかで、なんとかして大人にならないといけない。そんな思春期の葛藤も強くありました。だけど17歳の頃、カメラマンの橋本雅司さんが撮ってくれたとき、「そのままでいいんだよ」と言ってくれて。その言葉に本当に救われて、ありのままの自分でいられるグラビアという場所が大好きになりました。 グラビアの撮影は楽しさがあるのと同時に、切なさもありました。特に10代の頃は、撮られているときは素の自分のままでいていいのに、撮影が終わると、またみんなが思う「安達祐実」に戻らないといけないみたいな切なさが、撮られている間もずっとあったんですよね。撮影が終わったら「あぁ終わっちゃったー。明日からどうやって生きていこうかなぁー」みたいな(笑)。だからその頃は、よく自分のグラビアを見返していました。 当時は必ず本番前のテストでポラロイドを撮っていたんですけど、カメラマンさんがそのポラロイドをアルバムにまとめてくれたことがありました。それをずっと見返していましたね。安心感というか、写真というものは昔から自分に一番近い存在だったのかもしれません。  年齢を重ねるにつれて、子役のイメージとのギャップに悩むこともありました。世間が思う幼い自分と、大人になった自分の狭間で、どう振る舞えばいいんだろうって。ただ、20代になる頃には、少しずつ「子役の安達祐実」のイメージから離れたひとりの女性として、ここにいてもいいんだと思えるようになった気がします。 そのきっかけのひとつがグラビアです。大人の女性として「安達祐実」を表現することができ、さらにそれが受け入れられていると実感できたので、グラビアはやっぱり特別な場所でしたね。

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