一日の終わりにストレッチで整えたい、背骨の安定には欠かせない内ももの筋肉。
背骨に限らず、骨は筋肉によって支えられています。その筋肉が固まれば、背骨に歪みが生じます。 その歪みがさらに不調を呼び……。ストレッチで筋肉をほぐし、背骨を健康に。 鍼灸師であり指圧師の石垣英俊さんに教わります。
内ももの筋肉を刺激して背骨を引き上げ。
太ももの内側にある筋肉を引き締めて立つと、背骨が上方向に伸びるのがわかる。太ももの内側の筋肉は内転筋群といって、とても大きな筋肉だが、日常生活では刺激を入れることが難しい。 とはいえ、背骨の安定には欠かせない筋肉なので、一日の終わりにストレッチで整えたい。 一つめのストレッチは肩を内側に入れる肩入れ、二つめのストレッチはあぐら姿勢で行う前屈。どちらかやりやすい方を選んで行えばOK。
右斜め方向に上体をねじって倒しながら、左手で膝をぐーっと押して左肩を内側に回し入れる。最後は顔と上体をひねりながら起こし、右方向に。内ももの伸びを意識。反対側も。
息を吐きながら上体を前に倒し、3~5呼吸キープ。膝を床につけられない人は、両肘で膝を床に向かって押すだけでもよし。
教えてくれたのは 石垣英俊 さん いしがき・ひでとし 鍼師、灸師、あん摩マッサージ指圧師 静岡県出身。臨床家の父親に鍼灸治療を師事。体の痛みや不調に悩んでいる人へ、よりよい施術、環境、アドバイスを提供すべく研鑽を積んでいる。神楽坂ホリスティック・クーラ(R)代表。著書多数。
撮影/岩本慶三 文/石飛カノ モデル/北川リサ スタイリング/高島聖子 ヘアメイク/村田真弓
『Dr.クロワッサン 痛みとコリをすっと消す、自分でできる整体』(2020年4月28日発行)より。
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