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域外学生、低リスク国・地域を優先的に受け入れ 中国は対象外/台湾

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中央社フォーカス台湾

(台北中央社)新型コロナウイルスの影響で台湾に入れなくなっている域外学生について、教育部(教育省)は17日、「低リスクの国・地域」に在住している学生を優先的に受け入れる方針を示した。これに中国は含まれていない。同部はあくまで国や地域ごとの感染状況に基づいた判断だと説明している。 低リスクの国・地域とされたのは、ベトナム、香港、マカオ、タイ、パラオ、オーストラリア、ニュージーランド、ブルネイ、フィジー、モンゴル、ブータン。 同部はこれらの国・地域に在住する学生の中でも、学位を取得するために在学する正規生を対象とし、中でも今年度の卒業生を優先。各大学に名簿の提出を求める。台湾到着後は検疫のため14日間の外出禁止とし、この期間中、なるべく校外の宿泊施設に滞在できるよう手配するなど感染対策を徹底する。今年度の卒業生に続き、卒業生以外の学生、来年度の新入生の順で優先順位を付け、状況を見ながら複数回に分けて受け入れる方針。 同部や内政部移民署の資料によれば、台湾に戻れなくなっている域外学生は約2万5千人。これらの学生の台湾入境解禁を求める声が大学の連合組織や学生団体などから上がっていた。この問題は学生の権益だけでなく、台湾の国際競争力にも関わると訴えていた中華民国国立大学校院協会は、同部の措置に賛同の姿勢を示した。 これらの域外学生の中には中国の学生も多数含まれているが、今回の対象からは外れた。中華民国私立大学校院協進会の呉永乾理事長は、中国大陸の感染状況が比較的深刻だと担当機関が判断したのなら現段階での受け入れは適切ではないとし、専門的な意見を尊重する考えを示した。一方で、政治的な要素はなるべく排除すべきだとも語った。 域外学生の早期受け入れ再開を求めていた学生団体「境外生権益小組」は、中国の大部分の地域では新規感染者が報告されていないことなどに言及し、台湾が中国の学生を「ばっさりと切り捨てるやり方はひどい差別だ」と訴えた。 (陳至中/編集:楊千慧)

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