【修斗】“新星”新井丈が黒澤亮平にTKO勝利!世界王者・箕輪ひろばに対戦要求
サステイン 格闘技イベント『プロフェッショナル修斗公式戦PROFESSIONAL SHOOTO 2022 Vol.3』 2022年5月22日(土)東京・後楽園ホール ▼セミファイナル(第8試合) ストロー級5分3R 〇新井 丈(キングダムエルガイツ/和術慧舟會HEARTS/同級世界1位) TKO 2R2分12秒 ※ドクターストップ ●黒澤亮平(パラエストラ松戸/同級世界3位) 【フォト】新井と黒澤が真っ向から打ち合う! 現在5連勝中と波に乗る新井丈と、過去に飛鳥拳のリングネームでストロー級(52.2kg以下)第6代王者に君臨した黒澤亮平(パラエストラ松戸)が激突。 両者は2021年に対戦が噂されながら、新井が当時ノーランカーだった為か実現には至らなかったことが原因となり、SNSなどで「黒澤亮平はチキン」と新井は言い切り、そろそろ試合がしたい、1位かチャンピオンとやりたいと呟く黒澤に対しても「俺から逃げてるようじゃ、無理だろう。ぶん殴り合うのは怖いか?」などと舌戦を繰り広げ注目されていた。その後、新井がランカーの飯野タテオ相手に秒殺KO勝利を挙げ、現在ランキング1位と黒澤本人の要望する状態になった為に対戦が実現した形だ。 黒澤は2013年修斗フライ級新人王を獲得。翌年には修斗王者への登竜門、インフィニティリーグフライ級で優勝。そして2016年には同門で元ONE世界ストロー級王者・内藤のび太が返上した修斗ストロー級のベルトを、名門パラエストラ松戸に奪い返した。 対する新井丈は、頭角を表すまでインフィニティリーグ全敗など海外での試合を含めると9連敗を記録し、一度は折れたかかった心で肉体改造を一から行うなど奮起。現在破竹の5連勝中だ。 1R、新井は強烈なプレスで黒澤を追い回す。黒澤は右を何発もカウンターで当てるが、構わず新井は前へ出て右を返す。黒澤は何回もダブルレッグを仕掛けるが、これを新井はことごとく潰す。カーフキック、ボディストレートを連発する新井。このラウンドは、すべて立ち技の攻防となった。 2R、新井はここでもプレス前回。黒澤は回ってかわしながらカウンターを打っていくが、次第に動くは鈍っていく。さらに勢いを増す新井は、目尻から出血しながらもフックを連打。これが黒澤に何度も当たり、鼻と口から多量の出血。ドクターチェックが入ると試合終了が告げられ、新井のTKO勝利となった。 マイクを握った新井は、「1年間、追っかけていてね、いいパンチで強かったです。いい締めくくりになりました。気持ちのぶつかり合い、これが俺の憧れた格闘技。真剣勝負の中で、気持ちをぶつけ合う。明日の活力になってくれれば。ストロー級、これでみんな試合をしたと思います。チャンピオンでもランカーでもいいけど、正規王者の箕輪(ひろば)選手、持っているベルトの防衛をする気があるのか、SNSでもいいので声明をあげてください」と対戦をぶち上げた。