浦和FW前田直輝「ライバルでもあるので…」 今季絶望の大久保にエール MF長沼は「競争激しくなる」
浦和のFW前田直輝とMF長沼洋一が23日、さいたま市内で献血イベントに参加し、トークショーを行った。 献血に関するクイズなども行い、前田は「献血の知識が少なかったので、この機会を良い勉強の場とさせていただいた。献血に興味というか、僕も挑戦してみたい」と語った。長沼も「こういうイベントを通して献血を知ってもらえたのは凄く良かった。献血が広まって多くの命が助かればいいなと思う」と振り返った。 シーズン前にメディカルチェックで採血するというが、前田は「怖い…」と吐露。長沼は「血管が太くて、看護師さんに(血を)抜きやすいと、よく言われる」と話した。注射を受けるときに刺されている部分を前田は“見ない派”、長沼は“見る派”であることも明かした。 欠席したMF大久保智明は右膝半月板損傷で21日に手術を行い、全治は約3カ月の見込みで今季の復帰は絶望的。同じ攻撃的なポジションの前田は「まだケガの発表から会えていないので、直接話はできていない。ライバルでもあるので切磋琢磨していくためにも、来シーズン良い状態で強くなって帰ってきてほしい」とエールを送った。長沼も「ケガで離脱するのは凄くもったいないし、チームとしても痛手だと思う。代わって入る選手がいて、競争もまた激しくなってくると思う」と語った。 前田はケガなどもあり、22試合で2得点2アシストにとどまっている。2試合を残し「自分が、どれだけやれるかというところが来季につながると思う。来季に向けて、また1から作り直していきたい」と見据えた。長沼は今夏に鳥栖から完全移籍で加入。複数のポジションをこなしながら9試合に出場している。「加入の最初の頃に比べたら徐々にチームにもフィットしてきている感覚もある。自分の力をもっともっと出して、チームの勝利に貢献していきたい」と力強く語った。