米政府、トルコにハマス指導者受け入れないよう警告
Simon Lewis [ワシントン 18日 ロイター] - 米政府は18日、トルコに対してイスラム組織ハマスの指導者を受け入れないよう警告した。 複数の報道によると、ハマスの一部指導者はカタールからトルコに拠点を移したとされる。これについて質問された米国務省のミラー報道官は、報道を認めなかったが、そうした内容に異を唱える立場にもないと発言。米政府はトルコ政府に対して、ハマスとはもう正常な関係を維持できないという点を明確に示すことになると述べた。 さらにミラー氏は、ハマスの一部指導者は米国で訴追されており、米政府は彼らが引き渡される必要があると信じていると説明した上で「邪悪なテロ組織の指導者たちがどこの場所であっても安閑と暮らすべきだとわれわれは考えていない」と強調した。 一方でトルコの外交筋は18日、ハマスが政治活動拠点をトルコに移動させたとの報道を否定し、ハマスのメンバーは時折トルコを訪れているだけだと付け加えた。 カタール政府は、ハマスに国外へ退去するよう伝えたとの報道は正確ではないとしている。