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優勝まだチャンスある 朝乃山2敗で県関係者

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北日本新聞

 開幕から9連勝し、11の勝ち星を挙げた新大関の強さの秘密はどこにあるのか。31日の大相撲7月場所の取組で敗れはしたが、優勝争いを続ける朝乃山(富山市出身)について、県関係の相撲関係者4人に「心・技・体」で最も成長したと感じるポイントを聞いた。(石黒航大)  「心」と答えたのは、社会人の強豪・アイシン軽金属相撲部の犀藤(さいとう)和憲監督(49)。今場所の立ち合いで相手の喉輪にひるまず前に出る姿を見て「精神面の成長を感じた」と言う。新型コロナウイルスの影響で5月の夏場所が中止となり、力士も外出自粛が続いた。犀藤監督は「自粛中も大関の自覚を持ち、稽古に励んだ成果だろう」とみる。  31日は元大関の照ノ富士に敗れたが、「照ノ富士は残る2日で三役と対戦して負ける可能性があり、逆転のチャンスはある」と話す。  朝乃山の母校・富山商業高校相撲部の上田龍弘監督(31)も「心」の強さを挙げる。直近で大関に昇進した貴景勝と栃ノ心、高安の3人は、いずれも新大関の場所で2桁勝利に達していない。上田監督は「重圧を力に変えられるのが朝乃山の長所。あと2日間、気持ちを切り替えてやってほしい」とエールを送った。

 朝乃山は絶対的な右四つの形を持つ。県相撲連盟の高畑務理事長(63)は「技」を評価し「今場所は左上手を取るのが早い。現役では、白鵬に次ぐくらいの安定感がある」と話す。「技術を吸収するのが早いから、もっと成長できる」と今後への期待を込めた。  「体」を挙げるのは、元関脇琴ケ梅の北山聡さん(56)=富山市八尾地域出身。朝乃山が6月から専属トレーナーを付けたこともあり、「この1年で体が大きくなり、前に出る力が強くなった」と言う。故障の少なさについては「無理に投げようとせずしっかり寄り切るため、けがをしづらい。丈夫な体も好成績につながっている」と語った。 

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