カレー好きなら一食の価値あり。ビリヤニみたいなスパイス料理「ポロウ」が美味!
テレビやWEBメディアで大人気の“カレーおじさん \(^o^)/”に今週食べたカレーの中からイチオシのカレーを教えてもらう企画。今回は、唯一無二の一皿を味わえる「カリー プンジェ」を紹介します。
【カレーおじさん \(^o^)/の今週のカレー】「カリー プンジェ」
カレーと言えば昔は小麦粉のルウを使って作った洋食系のカレーライスか、インドカレーくらいだったのですが、今は洋食系と言っても欧風カレーもあればイタリアンのシェフが作る創作カレーもあり、インドカレーと言っても北と南では全然違うものだという認識も広まりました。それ以外にも創作系はスパイスカレーが認知され、進化し続けていて多様性がありすぎるくらいですし、現地系もインドのみならずネパール、パキスタン、スリランカ、バングラデシュと、近隣諸国をはじめ、タイやミャンマーなど東南アジアのカレーもあるとなると、既にカレーというくくりでジャンル分けすることの意味があまり無くなってきているのではないかとすら思うのです。 今回ご紹介するのはまさにそのジャンル分けの意味がないという以上に、そもそもこれはカレーなのかどうなのかという部分まで分からなくなってくるような、しかし、味は確実にカレーであり、最高においしい料理を出すお店。要町の「カリープンジェ」です。
メニューはその時々で違うのですが、今月(11月)の限定メニューである「ビリヤニ風ポロウ」1200円がとんでもなく個性的なのです。ビリヤニとはインド亜大陸の料理で、スパイスやカレーのグレイビーを使って作った炊き込みご飯のこと。つまりはカレー炊き込みご飯とも言える料理なのですが、ポロウというのは中東版のビリヤニ的な料理のこと。インドの言葉でいうとプラオ(こちらもスパイス炊き込みご飯)に近い発音なので、その近似性が語感からもわかります。
ではビリヤニとプラオの違いは何かというとこれは諸説ありすぎて、インド人に聞いても言うことがそれぞれ違いすぎて分かりません。そもそもインドにはカレーという料理は元々なく、コルマだったりサブジだったりサンバルだったりという料理がすべて同じように見えるということで、外国人が便宜上「カレー」としたものだとも言われています。