<女子バレー>メグ復活!「引退も考えた」エースが大けが乗り越え新境地へ
◆メグに聞く
「昔の自分を思い描いてもしかたない」新しい自分に ―右膝のけがから1月に復帰。レギュラーラウンドを終え、今のコンディションは? 「実戦的には3カ月くらい。万全のときと比べるとまだまだですが、しかたない。ファイナルラウンドに向けて、急ピッチでコンディションを作ってきて、今の状態でのベストにはなってきたかなと」 ―3月21日の東レ戦では、今季初のスタメン出場、チームも今リーグ初めて東レに勝ちました(東レ戦の白星は2年3カ月ぶり)。 「東レ戦は、1試合通して出場することができて、最終戦もフルセットで、自分が体力の面でどれくらいできるかを確認できました。(セミファイナルの)3連戦へいい基準になったと思います」 ―けがでチームを離れて、リハビリをされていたときなど、どんな思いでしたか。 「しんどかったですね……。それを乗り越えた、というか、耐えてここまで戻ってこられたことは、プレーする上で自信になっています」 ―けがをする前と今では、気持ちやプレーに変化が? 「けがをした後、もう昔の自分を思い描いてもしかたない、と思うようにしました。新しい部分を求めて、治ったあとは、違う部分も出していこうと。プレー面では、強打だったり、軟攻だったりと、(攻撃に)バリエーションをつけるようにしたり。これから、さらに技術をあげていきたいと思います」 ―栗原さんの復活で、シーガルズは? 「自分が(コートに)入っているときと入らないときは、チームのスタイルが全然違います。自分がいないときは、スピード、コンビネーションのバレー。入ると、強打や高さのあるスパイクが加わります。レフト陣のバリエーションが増えたと思います。実戦が増えて、ようやく視野が広くなってきたというか、自分のプレーをどういうふうにするかというところにとらわれたり、体の動きのことばかり考えているときとは変わってきたと思うので、今のベストを尽くして、役割は変わってくると思いますが、大きなステージへチャレンジしていきたいです」